VIDWEBは、Z世代の就活意識・動画利用状況の調査を目的としてオンラインアンケートを実施した。
Z世代が就職活動で重視しているのは「楽しく働けるか」
就職活動で重視するものを質問すると、「楽しく働きたい」が61.8%と最も重視されていることが分かった。これは、若い世代において仕事のやりがいや楽しさを求める傾向が強まっていることを示しているという。次いで、「満足できる収入が欲しい」が46.4%、「ワークライフバランス」が38.2%、「安定した会社で働きたい」が33.6%と続いた。
就職活動や情報収集でよく利用するものは「リクルートサイト」
就職活動や企業の情報収集でよく利用するものを質問したところ、「企業のWebサイト(リクルートサイト)」が55.5%で最多となり、次いで「採用ポータルサイト」が48.2%、「YouTube・SNS」が31.8%、「書籍・雑誌」が5.5%と続いた。
面接を辞退する理由は「希望した結果・他社選考が進んだ」
面接を辞退した理由、もしくは辞退するとすればどのような理由が挙げられるか聞いたところ、「再考し希望と異なると判明したから」「他社で選考が進んだため」が38.2%で同率1位となった。次いで、「採用担当者の対応・態度に問題があったため」が31.8%、「ネット上で良くない評判を目にしたため」が21.8%と、企業の評判や採用担当者の対応も大きな影響を与えていることが分かる。
内定を辞退する理由は「第1志望ではないから」
内定辞退の理由として、「他社で内定を得た・第1志望ではないから」が50.0%で最も多い結果となった。次いで、「オフィスの雰囲気が合わなかったから」が32.7%、「内定後の対応・態度に問題があったため」が25.5%と、内定後の企業対応やオフィスの雰囲気も辞退を決断する重要な要因となっていることが明らかになった。
Z世代が就職後の不安として挙げたのは「人間関係」が最多
就職後の不安についてどのように感じているか聞くと、就職後の不安として最も多く挙げられているのは「人間関係」が59.1%。次いで、「ワークライフバランス」が35.5%、「メンタルヘルス」が30.0%、「ハラスメント」が25.5%と、職場環境や働き方への不安が大きな割合を占めていることが分かる。
情報収集で「YouTube」を利用したのは2割
就職活動の情報収集において「YouTube」を利用したことがあるかを聞いたところ、「ある」と20.9%が回答した。
入社後のギャップを防ぐには、「社員の1日密着動画」が有効
入社後のギャップをなくすためには、どのような動画コンテンツがあれば良いと思うかを聞いたところ、「社員の1日密着動画」が51.8%と最多となり、次いで「会社紹介動画」が44.5%、「オフィスツアー動画」が30.0%、「採用説明会動画」が24.5%と続いた。実際の職場環境や働き方をリアルに伝えるコンテンツが求められていることが分かる。
テキストよりも動画のほうが理解が深まると、約6割が回答
企業の情報収集の際、「テキストだけの企業紹介」と「動画も交えた企業紹介」だとどちらが理解が深まるかを聞くと、61.8%が「動画も交えた企業紹介」のほうが理解が深まると回答。視覚的な情報が、企業の雰囲気や働くイメージを伝えるうえで効果的であると分かった。
なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査概要:Z世代の就活意識・動画利用状況の調査
- 調査方法:マクロミルが提供するパネル調査サービス「Questant」によるインターネット調査
- 調査期間:2024年9月18〜20日
- 有効回答:18〜29歳の男女110名
【関連記事】
・学生の入社意欲向上には、接点の多さや適切な対応に加え、対話を引き出すことが重要—リクルートMS調べ
・内定者の7割が、入社の決め手に「同期・先輩社員との交流」が影響している—バヅクリ調べ
・25卒が企業に応募するきっかけ1位は「勤務地」 仕事に求めるのは安定・貢献・金銭—リクルートMS調べ