「核となる部分」はさまざまな手段で何度も伝える
必ず守るべき「核となる部分」を組織全体に浸透させるには、さまざまな伝達手段を活用して一貫性のあるメッセージを何度も伝えることが重要です。DIGGLEでは、次のような方法で伝達しています。
- 経営層からのメッセージ
- 対象者への説明会の実施
- 採用や評価への反映
マネジメントポリシーも、対象となるCxO/マネジメントレイヤーに対して説明会・オンボーディングを実施し、ポリシーをつくった背景やこのテーマにした理由などを代表から発信してもらい、ドキュメントにも残しています。次の評価に組み込むことも決まっており、サプライズ評価が起きないよう運用しています。
また、今ちょうど議論をしているのは、採用への活かし方です。入り口の段階ではまだ職位を持たない候補者に対してどこまで伝えていくのか/求めるのかは、関係者で議論を進めています。
組織規模によって、カルチャーへの取り組みも変化する
現在のDIGGLEのように、組織が100名から200名に拡大中のフェーズでは、現状のカルチャーの把握と言語化、コアバリューの浸透、組織構造の変化への対応、リーダーシップの強化が求められます。マネジメントポリシーの策定・運用もその1つですし、組織横断型のコミュニケーション施策なども行っています。
さらに、組織規模がより大きくなると、カルチャーの維持・継承が求められるでしょう。具体的な取り組みとしては、カルチャーブックや行動規範のさらなる整備・明文化や、新入社員向けのオンボーディングプログラムの充実など、組織のカルチャーを早期に浸透させる施策が考えられます。