Value marketは、「新卒採用における不採用者の再応募意向と企業への関心調査」を実施した。
不採用通知への満足度:約半数が肯定的な一方、約4人に1人が不満を感じる
不採用通知の伝え方に対する満足度を調査した結果、「非常に満足した」が19.8%、「やや満足した」が27.8%と、合わせて47.6%の求職者が不採用通知に満足していることが分かった。また、「どちらとも言えない」が29.5%で最も多く、不採用通知に対して良いとも悪いとも感じていない層が一定数存在することが特徴的である。
一方で、「やや不満があった」が15.0%、「非常に不満だった」が7.9%で、約4人に1人(22.9%)が不採用通知の伝え方にネガティブな印象を持っていることが明らかになった。
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不採用通知後の企業イメージ:44.0%が「良くなった」と回答
不採用通知を受けた後に企業への印象がどのように変化したのかを調査した結果、「非常に良くなった」が17.6%、「やや良くなった」が26.4%と、合わせて44.0%がポジティブな印象を抱くようになったことが分かった。
最も多かった回答は「変わらない」が29.1%で、不採用通知が印象に影響を与えなかったケースも一定数存在している。
一方、「やや悪くなった」が17.6%、「非常に悪くなった」が9.3%と、企業への印象が悪化したと全体の26.9%が回答し、約4人に1人が不採用通知によってネガティブな印象を持ったことが明らかになった。
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最終選考まで進んだ企業への再応募意向:45.8%が「また応募したい」と回答
新卒採用で最終選考まで進んだものの不採用となった企業への、中途採用時の再応募意向について質問したところ、「非常に高い」が19.8%、「やや高い」が26.0%と、合計45.8%が再応募に前向きであることが分かった。
一方で、「どちらとも言えない」が32.6%で最も多く、再応募に踏み切るかどうかを決めかねている人も少なくない。また、「やや低い」が11.0%、「非常に低い」が10.6%と、約5人に1人(21.6%)は再応募に消極的な姿勢を示している。
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不採用後でも受け取りたい情報:「事業や業績ニュース」が最多
不採用となった企業から今後どのような情報を受け取りたいかを聞いたところ、「会社の事業や業績に関するニュース」が31.7%で最も多く、次いで「中途採用の求人情報の案内」が30.8%と続いた。また、「業界トレンドの把握に役立つコラム」が28.6%、「企業主催のセミナー・勉強会の案内」が18.9%など、キャリアアップにつながる情報を求める声も一定数存在した。
一方、「何も受け取りたくない」が21.2%と、不採用後は企業との接点を断ちたいと考える層も存在した。しかし、「特に受け取りたい情報はないが、今後のためにコンタクトを維持したい」と10.1%が回答しており、企業側のアプローチ次第では関係を続けられる可能性もあるという。
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なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:過去2年以内の新卒採用の経験者で、不採用通知を受け取ったことのある全国の20代の男女
- 有効回答数:227
- 調査実施日:2025年2月4日
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