学情は、26卒(修了)予定の大学生・大学院生を対象に就職活動に関するインターネットアンケートを実施し、「内々定の獲得状況」をテーマに調査した。
3月末時点の内々定率は「69.7%」。25卒より1ヵ月速いペース
2025年3月末時点の内々定獲得率は「69.7%」。前年4月末時点の70.1%に迫る値で、25卒より1ヵ月速いペースとなった。ルール上、就職活動が本格的にスタートする3月1日の採用広報解禁を受けて、内々定出しが一気に加速。人材獲得競争の激化で、3月中の内々定出しを急いだ企業が多かったようだ。
![[画像クリックで拡大]](http://hz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/6584/1.png)
![[画像クリックで拡大]](http://hz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/6584/2.png)
文理別では、文系が「63.3%」、理系は「82.8%」で早くも8割超に
文理別で見ると、理系が前月比24.7ポイント増で8割超えの「82.8%」に。前年同時期より19.4ポイント高いだけでなく、前年4月末時点の74.7%をも8.1ポイント上回った。3月になって、大学の研究室などの推薦による内々定が一挙に出たという。文系も「63.3%」と6割を超えた。
![[画像クリックで拡大]](http://hz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/6584/3.png)
![[画像クリックで拡大]](http://hz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/6584/4.png)
「内々定を獲得し就職活動を終了」した学生が31.9%に急増
「就職活動をしている」学生は、前月比20.5ポイント減の「63.3%」。文理別では、文系は「71.7%」あるものの、理系は「46.2%」と同33.3ポイント減の急落。理系の就職活動率は、前年より2ヵ月も早く5割を割り込んだ。一方、「就職活動を終えた」学生は、前月比20.2ポイント増で「31.9%」に急伸した。
![[画像クリックで拡大]](http://hz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/6584/5.png)
![[画像クリックで拡大]](http://hz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/6584/6.png)
なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:2025年3月25~31日
- 調査機関:学情
- 調査対象:2026年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生
- 有効回答数:387件
- 調査方法:インターネットでのアンケート調査
【関連記事】
・25卒新入社員、理想の職場は「チームワーク重視の文化」が大差で1位—ALL DIFFERENT調べ
・AIが面接官の負荷軽減と標準化を実現 「PKSHA 面接コパイロット」β版をリリース—PKSHA Technology
・25年の「新規採用者の賃上げ予定」は7割超 法改正に向けシニア雇用の環境整備が進む—マイナビ調べ