Smart相談室は、法人向けオンライン対人支援プラットフォーム「Smart相談室(スマートそうだんしつ)」を利用できるユーザーを対象に、日常でのモヤモヤや悩みに関する調査を実施し、分析レポートを公開した。
不安や悩みを抱えている従業員は62.7%
現在、不安や悩みを抱えているかという質問に対し、「とても感じている」「まぁまぁ感じている」の回答が全体の62.7%となり、多くの人が日常的に不安や悩みを抱えていることが明らかになった。
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カテゴリーごとの具体的な悩み(仕事編)
仕事に関して何らかの悩みを抱えていると回答した人は90.1%に上り、ほかのカテゴリーと比べて最も多い結果となった。具体的な悩みとしては、「社内での人間関係」が31.2%で最も多く、次いで「将来やキャリアへの漠然とした不安」が27.5%、「仕事でのモチベーション」が26.8%と続いた。自由回答では、「部下の就業姿勢やスキルレベル」などの育成に関する悩みや、「会社の存続」への不安など、より深刻な声も寄せられた。
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カテゴリーごとの具体的な悩み(プライベート編)
プライベートに関して何らかの悩みを抱えていると回答した人は61.9%。具体的な悩みとしては、「介護の不安・要介護者への対応」が16.2%で最多となり、次いで「人間関係全般」が11.2%、「子育て・子どもの発達」が10.2%と上位に挙がっている。自由回答では、「自身の老後」「家族の健康」「経済的な問題」「体調」など、個人や家庭に関わる幅広い悩みが寄せられた。
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カテゴリーごとの具体的な悩み(健康・メンタルヘルス編)
健康・メンタルヘルスに関して何らかの悩みを抱えていると回答した人は、全体の72.2%を占めた。具体的な悩みとしては、「ダイエット・筋トレ」が28.0%、「体の悩み」が22.2%といった身体に関するものが最も多く、次いで「心の悩み」が14.1%、不眠が12.5%と続いた。自由回答では、「ストレス」や「加齢」に関する声のほか、「花粉症」「眼精疲労」「腰痛」など、より具体的な体調の悩みも多数寄せられた。
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カテゴリーごとの具体的な悩み(その他編)
そのほか、何らかの悩みを抱えていると回答した人は81.8%。具体的には、「お金全般」が31.7%、「貯金が少ない」が24.3%、「投資の知識」が10.9%など、金銭面に関する悩みが多く挙げられている。また、「気軽に話せる人がいない」が8.5%おり、悩みを打ち明けられる相手がいないという孤独感や孤立感を抱えている人が一定数いることも明らかになった。
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日常生活の中で悩んだ際の解決法、1位は「家族への相談」
日常生活の中で悩みを感じたとき、どのように解決しているかを聞いたところ、「家族に話す」が54.1%と最も多く、悩みや不安の解消において家族が大きな役割を果たしていることが分かった。次いで多かったのは「ネットや本で調べる」が41.6%で、第三者の意見やアドバイス、信頼できる情報を求める傾向も見られた。
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なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査:Smart相談室
- 調査方法:Googleフォームを利用したアンケート調査
- 調査期間:2025年2月26日〜3月10日
- 調査母集団:3万6291名
- 回答者数:2544名
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