大和ハウスグループの大和リースは、育児や介護などの制約の有無にかかわらず、全員が自身の所定労働時間を年度単位で選べる制度を、4月から段階的に導入していると発表した。

同社では現在、育児や介護を理由として最大2時間の幅で勤務時間を短縮できるが、この「短時間」という考え方が、同僚への負担を連想させ「短時間ゆえに肩身が狭い」と感じている従業員もいるという。このような現状を踏まえ、育児や介護など制約の有無にかかわらず、全員が自身の所定労働時間を年度単位で選べる制度を導入するとしている。「短時間」という概念をなくし、現在のフルタイムからフルパフォーマンスへ、時間ではなく成果へ軸足を移すことで、「働きやすさ」と「働きがい」をともに高め「人が集まり誰もが活躍できる企業」として人的資本経営を目指すとのことだ。
同制度は、個々の事情に応じた多様な働き方を自身で選択できる制度。選択できるのは、次の5パターンとなる。
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制度の概要は次のとおり。
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