ヤプリは、西日本旅客鉄道(以下、JR西日本)が、社内エンゲージメントアプリ「UNITE by Yappli(ユナイト バイ ヤプリ)」を導入し、従業員向けアプリ「connect(コネクト)」を開発したと発表した。「便利」「お得」「楽しい」をコンセプトに、コロナ禍を契機に希薄化した「会社と従業員」「従業員同士」のつながりを再構築することを目指す。
connectには、「あなたへのお知らせ」や「マイページ」をはじめとした主要機能が実装されている。これらの機能を通じて、従業員に対して必要な情報をタイムリーかつ効率的に届けると同時に、従業員同士が自然につながりやすい環境づくりを提供するという。
connectの注目ポイントは次のとおり。
- 1.「便利」——情報アクセスの利便性が飛躍的に向上
- これまで社内ポータルで配信していた社内報が、アプリ内で手軽に閲覧できるようになった。加えて、事務手続きや福利厚生に関する情報も一元化され、直感的な操作で必要な情報に素早くアクセスできる。さらに、育児休業や出向などで休職中の従業員に向けて、必要な情報や手続きをいつでも簡単に確認できる「マイページ」を開発・整備。これにより、復職後のスムーズな業務再開を支援するとともに、従業員のエンゲージメント向上にも寄与する。

- 2.「お得」——毎日開きたくなる、魅力的な従業員向けコンテンツ
- プッシュ通知機能を活用し、福利厚生情報やJR西日本グループ各社によるイベント案内など、従業員に届けたい情報をスピーディーに発信。個人端末への配信は今回が初の取り組みであり、社内情報インフラとしても大きな役割を果たす。さらに、今後は「くじ」で貯めたポイントを特典と交換できる企画の検討もしており、従業員が楽しみながら情報に触れられる仕組みを構築する予定だ。TBSテレビの協力による「TBS NEWS DIG」のニュース配信と合わせて、日常的にアプリを開きたくなる魅力的なアプリを目指し、コンテンツ拡充を図る。
- 3.「楽しい」——自己研鑽とつながりを促進する仕掛けが満載
- アプリでは、従業員同士の交流を促進する多彩なコンテンツを展開。たとえば、イベントや会議の前に参加するメンバーのプロフィールを確認できる機能を活用することで、初対面でも自然な会話が生まれやすくなり、コミュニケーションの活性化につながる。また、従業員プロフィールから趣味の合うメンバーを「お気に入り登録」できる機能も搭載。趣味を通じたコミュニティが形成され、組織内に新たなつながりを生み出すきっかけとなる。自己紹介が必要な研修などでも、対話のきっかけとしての効果を発揮するという。
- そのほか、大阪・関西万博や山陽新幹線開業50周年記念など、社内外主要イベントに向けたカウントダウンコンテンツも展開。従業員が一体感を持って楽しめる仕掛けを通じて、組織全体の活性化を支える。

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