独立行政法人情報処理機構(IPA)は、10月15日に実施される平成29年度秋期情報処理技術者試験の応募者数を発表した。今年度春期からスタートした情報処理安全確保支援士(以下、登録セキスペ)試験は応募者数をやや減少させたものの、ネットワークスペシャリスト試験などの高度試験については、全般的に応募者数を伸ばした。
登録セキスペの応募者数は23,425人。25,310人であった春期試験の93.2%にとどまった。平成28年度秋期まで実施されてきた情報セキュリティスペシャリスト試験(登録セキスペになる前の試験)の応募者数は概ね28,000名前後だった。これに、情報セキュリティ人材自体への注目が高まっている現状を考え合わせると、登録セキスペは市場のニーズを満たせていないと見るべきだろう。試験内容は、情報セキュリティスペシャリスト試験からほとんど変化していないことから、支援士として登録できるようになったことが、むしろ煩雑な印象を生み、かつその維持に3年間で14万円という費用が掛かる一方、その価値が判然としないことなどが、影響しているのかもしれない。
登録セキスペの応募者数が減少した一方、ネットワークスペシャリスト試験などの高度試験の応募者数は、下図のとおり約5~10%増加した。平成25年度以降、どの試験も応募者数は前年比割れ(平成28年度のITストラテジストのみ0.2%増)だったが、ようやく増加へ反転した形だ。
基本情報技術者試験も2.2%の増加。一方で、情報セキュリティマネジメント試験は前年同期から6.8%の減少(同年春期からも1.2%の減少)。平成28年度春期からスタートした同試験も、人気に一息ついたようすだ。応用情報技術者試験も3.5%と昨年同期より応募者数を減らした。
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