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インタビュー | 新しいインターンシップの形

オンライン完結型のインターンシップで地方学生に就業体験を提供、採用・就職活動の新たなカタチへの挑戦とは

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 インターネット広告事業を中心に手掛けるセプテーニグループが、3年連続で経済産業省などが後援する「HRテクノロジー大賞」を受賞していることをご存知だろうか。今年は採用・育成の分野でイノベーション賞を受賞した。なぜ同社は、採用・育成にそれほどまでに力を入れるのか。一昨年から始めた「オンライン・リクルーティング」の取り組みから、最新の「オンライン・インターンシップ」まで、同社が目指す未来の新卒採用のカタチについて、株式会社セプテーニ・ホールディングス 斎藤純平氏に話を聞いた。

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セプテーニグループが実施するオンライン・リクルーティング

――「オンライン・リクルーティング」とは、どのような取り組みなのでしょうか。

 オンライン・リクルーティングは、地方在住の学生向けを対象に、オンライン上ですべての選考が完結する採用方法です。昨年から始めました。自宅にいながら、すべての選考フローが完結し、一切の交通費や宿泊費がかからないので、地方学生が抱える制約を解消できています。

 弊社の新卒採用では、「3年後の成績」「3年後の定着」「活躍の仕方」を予測し、その候補者が当社に入社したらどの程度活躍するか、また定着することができそうかをAIで算出する「パフォーマンス予測モデル」を用いています。このパフォーマンス予測モデルに、採用選考の過程で取得する学生の「個性」「取り巻く環境」「行動」を中心とした約100項目のデータを当てはめ、予測結果から合否判断を行うことで、定量的かつ客観性な採用を行っています。オンライン・リクルーティングはこの仕組みが支えています。

 採用実績としては、17卒は6名だった地方学生の採用数を、18卒は23名に増やすことができました。また、オンライン・リクルーティングでは内々定後、オンラインの面談を通じて、本人の個性から予測した入社後のキャリアを伝えたり、VRで働く環境を見せたりすることで、⼊社にあたっての不安を取り除く取り組みも⾏っています。これにより、中には一度も会わないまま入社を決めてくれた学生もいました。

斎藤 純平氏
斎藤 純平(さいとう・じゅんぺい)氏
株式会社セプテーニ・ホールディングス 採用企画部 採用企画課に所属。
2012年に早稲田大学大学院創造理工学研究科を修了後、株式会社セプテーニ・ホールディングスに新卒で入社。入社当初より一貫して新卒採用に従事し、現在は採用戦略企画を担当。

――ちなみに、オンライン・リクルーティングでは選考をすべてオンラインで行うわけですが、不都合なことはないのでしょうか。

 試行錯誤を繰り返しながら進めていますが、今のところ特にないと思っています。学生もWebやオンラインに慣れ親しんでいるので、抵抗感はあまりないようです。「対面で面接を受けたほうが、面接官の印象が良くなるのではないか」と心配する学生はいましたが、当社は定量的な採用判断をしているので全く関係ないという説明をしています。

――オンライン・リクルーティングは地方在住の学生向けということですが、首都圏の学生向けには?

 そうですね。ゆくゆくはすべてオンライン化したいと思っていますが、今は学生の動きや要望に合わせて対応していこうと考えています。首都圏や関西圏の学生はいろいろな企業に足を運べるので、そこはまだしっかりとオフラインでもコミュニケーションをとる機会も設けようという判断をしています。

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この記事の著者

市古 明典(IT人材ラボ ラボ長)(イチゴ アキノリ)

1972年愛知県生まれ。宝飾店の売り子、辞書専門編集プロダクションの編集者(兼MS Access担当)を経て、2000年に株式会社翔泳社に入社。月刊DBマガジン(休刊)、IT系技術書・資格学習書の編集を担当後、2014年4月より開発者向けWebメディア「CodeZine」の編集に参加。その後、資格学...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

野本 纏花(ノモト マドカ)

フリーライター。IT系企業のマーケティング担当を経て2010年8月からMarkeZine(翔泳社)にてライター業を開始。2011年1月からWriting&Marketing Company 518Lab(コトバラボ)として独立。共著に『ひとつ上のFacebookマネジメント術~情報収集・人脈づくり・...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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