「CASP」は、ワールドワイドで提供されているベンダーニュートラルな認定資格で、エンタープライズセキュリティ、リスクマネジメント、調査と分析、コミュニケーション、コンプライアンスなど、幅広いセキュリティのスキルを証明できる。
同資格は、2011年12月31日に国際標準化機構(ISO)と米国規格協会(ANSI)より認定を受けており、試験では複雑化する企業のIT環境をセキュアに維持していくために必要な知識とスキルを問う問題や、企業でのIT環境をセキュアに運営し続ける上で、企業横断的に必要とされるセキュリティソリューションの考え方と判断方法など、実践に則した問題を出題する。
なお、今回配信を開始する「CASP」は、「CompTIA Security+」の上位キャリアパスとして設計されており、必須ではないが「CASP」の受験にあたっては「CompTIA Security+」相当のスキルが推奨される。
出題範囲は、リスクマネジメント(19%)、エンタープライズ・セキュリティ・アーキテクチャ(25%)、エンタープライズ・セキュリティ・オペレーション(20%)、エンタープライズセキュリティにおける統合技術(23%)、調査・開発及びコラボレーション(23%)で、出題数は最大90問。出題形式は単一/複数選択、試験時間は165分。資格取得から3年間有効となる。
推奨経験は、IT管理分野での経験10年以上(少なくとも5年以上の技術セキュリティ実務経験を含む)。
受験料は、一般が5万5614円、会員なら4万7272円(ともに税込み)。