「外国人留学生/高度外国人材の採用に関する企業調査」は、全国の主要企業23582社を対象に、2018年12月10日~19日の期間に実施され、732社から回答を得ている。
2018年度の外国人留学生の採用実績を尋ねたところ、「採用した(予定を含む)」は34.1%で、2019年度の採用見込みを尋ねた質問では、「採用する(予定を含む)」と答えた企業は53.1%だった。
外国人留学生を採用する目的を尋ねた質問では、文系、理系ともに「優秀な人材を確保するため」がもっとも多く、文系は「語学力が必要な業務を行うため」、理系は「日本国内の新卒採用だけでは充足できない数的補完のため」がそれに続く。
2018年度に採用した外国人留学生の出身国(地域)は、文系では中国、東南アジア、韓国の順で、理系では東南アジア、中国、台湾の順となっている。
海外の大学を卒業した外国人材の2018年度の採用実績は、「採用した(予定を含む)」が25.7%、2019年度の採用見込みは「採用する(予定を含む)」が31.5%だった。
グローバル共通の人事制度の導入状況を尋ねたところ、「導入している」は9.9%にとどまり、半数以上(65.0%)が「導入する予定はない/わからない」と回答している。