覚書を締結したのは、インドの国立工業大学の中で、政府が発表するランキングにおいてトップレベルの評価を得ているカルナータカ・スラスカル校と、インド北東部で定評のある伝統校であるアッサム・エンジニアリング・カレッジ、ジョルハート・エンジニアリング・カレッジの計3校。
今回の取り組みでは、IT分野を専攻し、日本に関心を持つ学生に対して、ヒューマンリソシアが日本語教育を支援する。日本語教育で30年の実績を誇る同社グループ会社のノウハウを活用し、短期間で日本の企業で働くために必要な日本語コミュニケーション力の向上を図る。
卒業後は、同社が正社員として採用し、国内企業のプロジェクトへ派遣することで、ITエンジニアとしての日本での活躍をサポートする。
2月~3月にかけて、覚書を締結した3校で初開催した採用セミナーでは、当初の予定を上回る約320名の学生が参加した。また、メカニカルエンジニアリングなど、IT以外の技術系専攻の学生も参加している。
今回の提携によって、ヒューマンリソシアの海外での提携大学は、インド国内で6校、世界全体では7か国・計20校となった。同社は、インドからの採用を拡大することで、2020年度に海外ITエンジニア1000名体制を構築し、日本のIT人材不足解消に寄与していく。