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ブレず迷わず合格する! AWS認定資格 取得の王道 | 第1回

【AWS認定資格】システムオペレーション(SysOps)アドミニストレーター - アソシエイトを取得するための正しい学習方法


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AWS Certified SysOps Administrator - Associateの概要

「AWS Certified SysOps Administrator - Associate」は、AWS上に作られたシステムやその上で動作するアプリケーションを「運用・管理」できるかどうかを問う資格で、その中でも導入レベルにあたるものです。ただ、導入レベルといっても、合格するためには、先に述べた期間の実務経験を持つ人と同等レベルの知識が必要です。AWSの基本的なサービスから「運用・管理」を行う際に役立つAWSのサービスまで、多岐にわたってAWSの理解が必要となります。

1. 試験勉強を始める前にまず行って頂きたいこと

まず、AWSのどの認定資格を受験する場合でも、AWSが公開している「試験ガイド」を確認し、試験範囲や必要となるITの知識を確認してください。

「AWS Certified SysOps Administrator - Associate」試験ガイド

試験ガイドでは、AWS関連で押さえておくべき知識として以下を挙げています。

  • AWSプラットフォームでの1年以上の実務経験
  • AWS上の実稼働システムの管理* 運用に関する専門的な経験
  • 7つのAWSの基本的概念 - クラウドアーキテクチャに関する正確な理解
  • AWS CLIおよびSDK/APIツールの実践経験
  • AWSに関連するネットワーク技術の理解
  • 基本的なセキュリティ概念の理解、およびセキュリティ統制とコンプライアンス要件の導入に関する実践経験

試験ガイドには、AWSのサービス名は記載されていませんが、受験にあたって押さえておきたいAWSのサービスや機能は次表のとおりです。

表1:受験にあたって押さえておきたいAWSのサービスや機能
仮想サーバ・ネットワーク関連 EC2
VPC
ストレージ関連 EBS・インスタンスストア
S3
Glacier
セキュリティ関連 IAM
責任分担モデル
CloudWatch Logs・CloudTrail
監視関連 CloudWatch
コスト関連 タグ
コスト管理ツール
デプロイとプロビジョニング UserData
Elastic Beanstalk
OpsWorks
CloudFormation
スケーラブルなシステム AutoScaling
ELB
Route53

また、試験ガイドに記載されているとおり、以下のIT関連の知識も必要です。

  • システム運用におけるシステムアドミニストレータとしての1~2年の経験
  • 仮想化テクノロジーに関する経験と理解
  • システムのモニタリングと監査経験
  • ネットワークの基本的な知識(DNS、TCP/IP、ファイアウォール)
  • デベロッパーやビジネスチーム・企業全体と協力できる能力

これらの中で、触れたことがなかったり少なかったりするものについては、自己学習で知識をボトムアップされることをお勧めします。

2. 出題形式

問題の出題形式はすべて選択式で、「1つのみ選択」または「複数選択」のいずれかです。出題される問題のイメージは、次に紹介するサンプル問題とおりです。

サンプル問題

自部署でAWSアカウントを作成し、TokyoリージョンにWebシステムを構築しました。その後、別部署で独自にAWSアカウントを作成しTokyoリージョンに監視システムを構築していることを知り、その監視システムで自部署のWebシステムを監視させたいと考えています。これを行うためにもっともインパクトが小さく、短い日程で行える方法として正しいものを1つ選択してください。

  • a) VPC Peeringを使用して、自部署のWebシステムが配置されているVPCと他部署の監視システムが構築されているVPCとを接続する。
  • b) 自部署と他部署のシステムを同じAWSアカウントで構築する
  • c) VPNを使用して、自部署のWebシステムが配置されているVPCと他部署の監視システムが構築されているVPCとを接続する。
  • d) 自部署と他部署のシステムを同じVPC内に構築する

選択肢に挙げられているどの方法でもWebシステムと監視システムは接続可能ですが、「もっともインパクトが低く、短い日程で行える」方法ということになると、正解は「a」になります。問題で出てくるシチュエーションは実際によくあるケースですし、マウスを数クリックするだけでVPCとVPCを繋ぐことができるVPC Peeringも実務でよく使う機能ですから、AWSの設計業務に携わっている方であれば、正答の「a」を問題なく導き出せるかと思います。

参考までに、サンプル問題の解説は以下のとおりです。

a) この方法の場合、それぞれのアカウント上に作ったシステムをそのまま使える。かつVPC Peeringはマウスの数クリックで自アカウントのVPCと別のVPCとを接続可能(接続先のVPCは自アカウントでも他のアカウントのVPCでも可能)。他の選択肢の方法と比較すると、一番インパクトが小さくかつ短期間で行う方法としては、これが最も適切。

b) × この方法でも接続可能だが、どちらか片方のシステムを別のAWSアカウントに移す必要があり、時間が掛かる。

c) × この方法でも接続可能だが、VPN接続よりVPC Peeringの方が簡単に設定可能。

d) × この方法でも接続可能だが、選択肢bと同じくどちらか片方のシステムを別のAWSアカウントに移す必要があり、時間が掛かる。

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準備フロー

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この記事の著者

土屋 大輔(CTCテクノロジー株式会社)(ツチヤ ダイスケ)

CTCテクノロジー株式会社 所属

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https://hrzine.jp/article/detail/16 2016/01/08 22:14

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