Silver資格
ORACLE MASTER Silverは、Oracle Databaseのインストールや環境構築、通常時のバックアップ/リカバリなど、データベース管理者にとって最も重要な日常の運用管理および保守に関するスキルがあることを証明します。
Bronze資格にはありませんでしたが、Silver資格から該当するグローバル資格があります。Silver資格に該当するのは「Oracle Database Administrator Certified Associate」(以下、OCA)です。海外では、このOCAがOracle Databaseに関する認定資格のエントリーなのです。ですので、業務でOracle Databaseを扱う機会のあるITエンジニアは、このSilver資格の取得を最初の目標とするとよいでしょう。
なお、Silver資格を取得すると、同時にOCAとしても認定されます。
現在、取得のための試験が行われているOracle Databaseのバージョンは、11gと12cです。
資格名 | ORACLE MASTER Silver Oracle Database 12c |
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試験 | Oracle Database 12c: Installation and Administration(試験番号:1Z0-062) |
取得条件 | ORACLE MASTER Bronze Oracle Database 12c資格を保有していること |
サイト | オラクル認定資格 Associate(OCA) |
資格名 | ORACLE MASTER Silver Oracle Database 11g |
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試験 | Silver DBA11g(試験番号:1Z0-052) |
取得条件 | ORACLE MASTER Bronze Oracle Database 11g資格を保有していること |
サイト | Oracle Database 11g 管理者 |
合格が必要な試験の概要
資格を取得するのに合格が必要な各試験の概要は次のとおりです。詳細やテストで問われる項目などの最新情報は、日本オラクルの「詳細ページ」でご確認ください。
なお、Silver 12cの試験「Oracle Database 12c: Installation and Administration」は、Silver 11gの試験よりも試験範囲が広がっています。それまでGold資格の取得試験の範囲に含まれていたOracle Database(ならびに関連ソフトウェア)のインストールに関する問題が、Silver試験に移ってきたのです。そのため、試験はセクション1(Administration)とセクション2(Installation)の2部構成となり、それぞれで合格ラインを突破しなくては合格できなくなりました。
少しハードルが高くなりましたが、Oracle Databaseのインストールは管理者の基本業務の1つです。スキルアップと考えてポジティブに学習しましょう。