LiBは、同社のキャリア女性向け転職サイト「LiBzCAREER」に登録している女性会員を対象に、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う「働く女性のキャリア観の変化・転職活動への影響」についてのアンケート調査を実施した。調査期間は2020年6月24日~6月28日で、600名から回答を得ている。
今回の調査の結果について、LiBは次のように述べている。
回答者のうち8割は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、「キャリア観に変化があった」と回答。そのうち92%が「企業に依存せずに、自律的にキャリア形成をする必要があると感じた」と回答した。「時間や場所を選ばない働き方への魅力が高まった」と回答した人も96%に上った。
キャリア観に変化を感じた人のうち約91%が、「新たなスキルや資格取得のために時間を割く必要があると感じた」と回答。また、「どこでも活躍できる自身の強みを理解する必要があると感じた」と回答した人が約98%、「具体的に行動を起こした」と回答した人が約66%。具体的な行動として、「自身の価値観や強みについて考え始めた」「転職活動を始めた」「資格取得やスキルの勉強を始めた」という意見が多くあった。
転職意欲についての質問では、「以前から転職を検討していたが、ますます転職の意欲が高まった」が42%。「以前は転職を検討していなかったが、今は転職を検討している」と回答した人も合わせると、53%が「新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、転職意欲に変化があった」と答えた。
また、新型コロナウイルス感染症拡大がニュースになる前の1月時点、転職で一番重視することは「年収」が29%、「働き方」が21%だったが、緊急事態宣言終了後の6月以降では、「働き方」が35%に増加した。時間や場所に縛られずに活躍するために、自分の強みや経験を理解し、スキルアップを目指している人が多い傾向も明らかになった。