日本ディープラーニング協会(以下、JDLA)は、2020年第2回G検定(ジェネラリスト検定)を7月4日に実施。過去最高となる1万2552名が受験し、8656名の合格者が誕生した。合格率は68.96%。受験者数は前回の約2倍で、1万人を初めて突破した。G検定の合格者は累計2万7377名となった。
JDLAは今回の受験者数増加について、コロナ禍における「AI化の加速に伴う学習ニーズの高まり」と「学習機会としての自粛期間の活用」が大きく影響したものと推測。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、働き方や生活のオンライン化が加速。データの蓄積によるAI活用の加速を多くの個人・企業が予測したことで、学習ニーズが高まったと見ている。また、外出自粛期間を学習機会としてもらうため、今回は受験料を半額にしたことも受験者の大幅増に寄与したようだ。
G検定は、ディープラーニング技術に関する最新知識だけではなく、AIの歴史や機械学習の基礎、AI利活用時に不可欠な知識である法的リスクや倫理を取り巻く議論など、幅広く学ぶ検定。AI(人工知能)分野の中でも特に成果を出しているディープラーニング技術の産業応用が進み、日本の産業競争力が向上することを目指し、JDLAではより多くのビジネスパーソンが学べるようにジェネラリスト人材の育成に取り組んでいる。