ビズリーチが運営する人材活用プラットフォーム「HRMOS」は、従業員サーベイを実施する新機能「組織診断サーベイ」を8月12日より提供開始した。
HRMOSの「組織診断サーベイ」機能は企業成長を阻害する課題を、「従業員エンゲージメント」と「組織パフォーマンス」の2つの視点から特定し、データ分析のスキルを持つ専門人材がいなくても、各部署や従業員への適切なフィードバックとアクションにつなげる。
同機能の特徴は以下のとおり。
- 優先順位の高い課題がひと目で分かり、具体的アクションを促す
- 同機能の調査の設問項目は、従業員エンゲージメントと組織パフォーマンスに関わる10カテゴリー、74問から成り立っている。調査結果のレポート画面では、組織・従業員ごとの基準値との差を表示。また、調査結果のフリーコメントは、機械学習によって雨・晴れ・曇りの天気のマークで分類されるため、課題として考慮すべきコメントを抽出できる(図1)。
- 特に、従業員エンゲージメントに関する項目では、従業員が自社に対して抱いている満足度を測る指標であるeNPSを用い、各項目がeNPSにどの程度影響するかを相関グラフで可視化する(図2)。この相関グラフでは、eNPSとの相関係数が高い項目のなかから、HRMOS独自のロジックで優先的に対応すべき組織の課題項目を強調表示する。
- 従業員データベースとの連携で、属性データに関連付けたレポートを提供
- 同機能は、HRMOSが提供する従業員データベース「HRMOS CORE」と連携し、従業員の属性データと調査結果を関連付けたレポートを提供する(図3)。これにより、異動や部署の新設・変更などに対応した正確なレポートの作成と、時系列での分析を可能にする。
- また、あらかじめ従業員のデータと連携しているため調査の実施や集計・分析時の工数を大幅に削減する。
- HRMOSシリーズとの連携で、さまざまな角度からの分析が可能に
- 将来的には、HRMOSシリーズで提供される評価データと連携することで、調査の設問項目だけでは特定できない、評価データに影響する組織パフォーマンスの課題を特定できるようにする。例えば、本機能と評価データの連携を通じて、パフォーマンスが低い組織の課題を特定し、目標設定の見直しやアサインする業務の変更、最適な配置などにも生かすことが可能になる。