みずほ情報総研は、勤怠管理クラウドサービス「FX-Ware Web勤怠」を提供開始した。
働き方改革関連法の施行に伴い、労務管理において企業が果たす役割は、より大きくなっている。働き過ぎを防ぐことで、働く従業員の健康を守り、多様な「ワーク・ライフ・バランス」を実現する取り組みが求められる。また、コロナ禍におけるテレワークなど働き方の多様化により、業務を支える勤怠管理システムには、従業員の労働状況を把握するうえで様々な機能が必要となっている。
そこで同社は、人事・給与ソリューションFX-Wareの新たなサービスとして「打刻管理」「勤怠管理」「工数管理」の3つの機能で構成されるFX-Ware Web勤怠を提供するに至ったという。
同サービスでは、従業員の日々の打刻情報に基づき、月末までの残業時間をシステムが予測。また、勤務開始の打刻時に、前日の勤務終了から適切な休憩がとられているかを確認し、不足する場合は従業員に注意を促す。休暇取得については予定を含めた取得状況の確認を行うことが可能。これらのチェック結果は、従業員本人だけでなく、勤怠管理の承認者側でも把握できるため、過重労働を防ぎ、健康に配慮した適切な管理が可能となる。
勤怠管理は各従業員に打刻や申請を行ってもらうことが前提となるため、同サービスはスマートフォンなどにも対応し、常駐先や外出先などの場所や時間にとらわれずに利用可能。加えて、システムのTOP画面上のToDo管理画面やアラート情報によって、申請漏れや承認の遅れを抑え、各企業の勤怠管理における負担を軽減する。そのほか、標準で安否確認機能を備え、緊急時の速やかな状況把握をサポートする。
FX-Ware Web勤怠で登録された情報は、同社の給与計算アウトソーシングサービス「FX-Ware 給与計算」に連携し、データ処理を行った上で給与計算の結果を利用企業に届ける。また、オプション機能を利用し、従業員に作業内容ごとに費やした時間を記録してもらうことで労働時間の内訳を可視化し、工数管理も可能となる。