カオナビは、凸版印刷がクラウド人材マネジメントシステム「カオナビ」を導入し、2020年7月より運用を開始していることを発表した。
凸版印刷では、社員の仕事を通じた自らのキャリア・スキルアップと適材適所の人材配置を目的として「チャレンジングジョブ制度」を実施している。これまで同制度に関する社員からの情報収集は、メールやエクセルを利用していたが、収集したデータの集計や社員へのアンケート配信など、事務局の負担が非常に大きいことが課題であった。今後はカオナビによる業務の仕組み化を実施し、事務局の作業負荷の軽減や利便性の向上を図る。さらに、人材データの有効活用を通じて、従業員エンゲージメントを高めていく。
カオナビの導入は、操作が直感的でわかりやすい点と、新規イベントの作成や閲覧権限などの設定のカスタマイズの容易性を評価して決定。カオナビは、凸版印刷が将来的に目指す戦略人事に寄与できるよう、サポートしていきたいと述べている。
また、凸版印刷人事労政本部 人事部 担当者からは次のようなコメントが出ている。
「2020年に創業120周年を迎えた当社は、『印刷テクノロジー』をベースに新たなテクノロジーを組み合わせ、ソフトとハードの両面から、さらなる変革と挑戦を続け情報とくらしをデザインする『社会的価値創造企業』を目指しています。カオナビを活用することで、これまで以上に社員のキャリア意識をより素早く・的確に把握し、チャレンジ意欲の高い組織作りを目指します」(担当者)