石堂は、120社200名の若手社員に社内面談(1on1)についてのアンケートを実施し、結果を発表した。調査期間は2020年1月1日~12月31日。
「上司と定期的に面談をしているか」という質問に対して、「はい」が42%、「いいえ」が58%という結果となった。「はい」と回答した人からは「1オン1制度が始まった」「上司とコミュニケーションをとるためだけの1対1の時間がある」「会社の制度とは関係なく、上司が定期的に時間を設けて話を聞いてくれる」といった理由が挙がった。一方、「いいえ」と回答した人からは「半年に1回のキャリア面談と評価面談があるが、それ以外は特にない」「一応1オン1制度はあるが、少なくとも自分の部署は実施がされていない」といった理由が挙がった。
「上司と定期的に面談をしている」と回答した社員に対し、上司との面談では、どのような話をしているか聞いたところ、「仕事全般」が72%、「キャリアステップ」が64%となった。
上司との面談の必要性について聞いたところ、「必要」が42%、「どちらとも言えない」が24%、「不必要」が34%となった。「必要」と回答した人からは「キャリアステップの相談をしたいから」「上司を尊敬しているから、色々な話をして学びたい」「定期的な面談があると、自分の業務に対しても適切なフィードバックがもらえそうだから」といった理由が挙がった。「不必要」と回答した人からは「尊敬できる上司がいない」「1オン1をしているけど、自分にとってメリットがあると感じたことが一度もないから」「必要な話は普段のコミュニケーションで十分取れていると思うから」といった理由が挙げられた。
上司との面談が自分のモチベーションを上げるかを聞くと、「はい」が38%、「わからない」が16%、「いいえ」が46%となった。「はい」と回答した人からは「仕事で悩んでいることがある人であれば、上司に相談できる機会が多ければ、そうした悩みも減り、モチベーションも上がりそうだから」「実際に上がっているから」という理由が挙がった。「わからない」と回答した人からは「モチベーション上がるような上司と出会ったことがないから」などの理由が挙がった。「いいえ」と回答した人からは「上司と定期的に1オン1をしているけど、モチベーションは上がるとかはないから」「忙しい中時間をとったのに、自分にとってメリットを感じられないから」といった理由が挙がった。