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特別寄稿《人材採用》| 高卒採用

求人票を出すだけでは失敗する高卒採用、成功企業から学ぶ5つのポイント

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 全国1学年約100万人の高校生のうち、約18万~20万人が毎年卒業後就職を希望しています。令和2年度(2020年度)こそ、新型コロナウイルスの影響により求人数、求人倍率ともに減少(※)していますが、企業の人手不足が年々深刻になっていく中、高校生の新卒採用マーケットは注目を集めています。高卒採用では、ハローワークに求人票を提出し、近隣の高校へ募集活動を行うのが一般的です。しかし近年、若手人材の採用が困難になったことで高卒採用も競争が激しくなり、それだけでは採用成功しにくくなってきました。本記事では、「高卒採用を行っているけど応募が少なくなってきた」「高卒採用を考えたいけど何をしたらよいか分からない」とお考えの方へ、成功している企業がどのような活動をしているのかをご紹介します。

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(※)同年10月末現在の全国の求人数は約37万人・昨年同期比20.7%減少、求人倍率は2.43倍・同0.32ポイントの減少。厚生労働省「令和2年度『高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況』を公表します」より

高卒採用とは

 「高卒採用」とは、高校卒業後就職を希望する高校生に対して行う新卒採用のことを指します。未成年が多く社会経験が少ない生徒が多いことから、「ポテンシャル採用」であるともいえます。

高卒採用のメリット

 高卒生の採用には、次のようなメリットがあります。

育てやすさと理念の体現
社会経験が少ないため、その分素直で吸収力が高く成長が見込めます。また、固定観念も少ないことから、会社の理念を理解し愛社精神を高く持ってくれることも望めます。採用後の人材育成が重要となります。
社風貢献
高卒人材の魅力の1つは、10代という圧倒的な“フレッシュさ”です。若くて素直な人材の参入により、社風改善が図れます。
既存社員への意識向上
高校新卒を採用した場合、既存社員の“教育に対する意識”が強まり、教える姿勢や模範意識の向上が見られ、目線が1段階上がります。
会社の整備
未成年を雇い入れることをきっかけに、会社体制の見直しや福利厚生の整備などを検討することになり、既存社員もより働きやすくなる場合があります。

 その他にも、人手不足の解消や高齢化した社内ピラミッドの改善といったメリットもあります。

高卒採用をする上で知っておきたい「学校斡旋」「自己開拓」とは

 高卒採用には、学校を介して採用活動を行う「学校斡旋(あっせん)」と、直接高校生の応募を受ける「自己開拓」での採用があります。現在、多くの高校生は学校斡旋という高校の先生からの紹介で就職活動を行っています。

 学校斡旋の仕組みを利用して企業が採用活動を行う場合には、高校生を守るために厚生労働省などで定められたルールに則る必要があります。

[画像クリックで拡大表示]
「学校斡旋」採用における企業のメリット
  • 学校からの推薦を得て採用を行うため、内定辞退が少ない
  • 採用実績などの信頼関係を作ることで、生徒を紹介してもらいやすくなる
「学校斡旋」採用における企業のデメリット
  • 高校生と直接的な接点が作れず、本人に直接企業をPRできる機会が少ない。
  • 先生に紹介してもらう必要があるため、新たに高卒採用を行う企業にとっては参入が難しい

 ミスマッチによる早期離職が大卒より若干高い、という社会課題もあることも把握しておかねばなりません。高卒1年目の離職率は16.2%と、大卒の11.6%より高い[1]のが現状です。また、早期離職後の非正規雇用が大卒の25.3%と比較し、36.2%と多い[2]ことも大きな課題とされています。

[1]: 厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(平成29年3月卒業者の状況)を公表します」(PDF)の平成31年度の統計。

[2]: リクルートワークス研究所「高校卒者のキャリア。問題の核心、『離職後』を考える──古屋星斗」(研究所員の鳥瞰虫瞰 Vol.4)より。

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この記事の著者

株式会社ジンジブ(ジンジブ)

能力をまだまだ軽視されている人財層を発掘する事業をドメインとし「採用・教育」に貢献する事業を行っています。高校生の就職活動を支援する「ジョブドラフト」運営。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://hrzine.jp/article/detail/2990 2021/03/12 08:00

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