BaaSは、中小企業へ副業制度導入のコンサルティングサービスを提供開始する。
副業制度にはネガティブなイメージを持つ経営者も少なくないが、実際に導入している企業ではメリットのほうが大きいという。また、転職希望者や新卒の学生の間でも、年々副業に対する関心は高まっている。副業制度を導入することで優秀な人材を採用し、流出するのを防ぐ効果が期待できる。
BaaSの副業制度導入コンサルタントは、全メンバーが副業中。実際に副業をしているので「何がネックになるのか」「何をすると運用がうまくいくのか」を理解した上でコンサルティングを実施できることが強みとなっている。また、副業制度が形骸化したりしないよう、同社が運用までサポートする。
副業制度導入・運用までの流れは次のとおり。
- 1. 目的の整理
- 他の企業が導入しているため「なんとなく良さそう」という理由で導入しても、上述の通り制度が形骸化してしまう。「何のために副業制度を導入するのか」をまずは明確にし、運用段階において適宜フォローすることが重要となる。
- 2. 就業規則の策定支援
- ルールがないまま副業制度を導入すると、従業員に過度な負担がかかることやコンプライアンス違反の可能性が高まる。一方で、ルールで縛りすぎると面倒になり誰も利用しなくなってしまう。適切なバランスで全員が利用しやすい制度となるように、テンプレートではなく個社毎に就業規則の策定を支援。
- 3. 従業員への周知
- メールや社内報での周知では情報感度が高く行動力のある従業員のみに伝わり、それ以外の多くの社員は「制度を知らない」「何をしたらよいか分からない」という状況になり行動に移せない。時間を確保し、オフラインもしくはオンラインにて、従業員に「導入の目的」と「想い」を伝える。BaaSで代行することも可能。
- 4. ワークショップの実施
- 従業員へ周知しても、行動に移せる従業員はごくわずか。副業はしてみたいけど「どう始めてよいか分からない」従業員は多い。多くの従業員が行動に移せるように、ワークショップを実施する。
- 5. 壁打ちの実施/専門家との連携
- 副業を始めると事業ドメイン以外のいろいろな専門的な知識が必要となる(ファイナンス、決算、マーケティングなど)。同社メンバーのネットワークを生かし、事業内容の壁打ちや士業との連携支援を行う。