マイナビは、2022年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2022年卒 学生就職モニター調査 5月の活動状況」の結果を発表した。調査期間は2021年5月25日~5月31日で、有効回答数は2299名(内訳:文系男子408名、理系男子585名、文系女子635名、理系女子671名)。
5月の活動状況を前年5月と比べると、1次面接を受けた割合は前年同月比6.6ポイント減の44.4%、結果通知を受けた割合は前年同月比2.9ポイント減の44.5%となった。一方、最終面接を受けた割合は前年同月比4.2ポイント増の35.8%、また、入社予定先を決めて就職活動を終了した割合は前年同月比7.2ポイント増の23.3%と増加した。6月1日を前にして、多くの学生が前年よりやや早く活動の最終局面に入っていたことがうかがえる結果となった。
5月に就活生が受けた面接のうち、WEB面接が占める割合は82.7%(前年同月比12.0ポイント減、5月前半 84.1%、5月後半 81.2%)で、前年より対面式の面接が増加した。就職活動が終盤に差し掛かっている就活生が前年より多いことから、最終面接に近いほど対面式の面接になっていることが推測できる。
また、学生側もこの状況を受け入れているようで、最終面接について「十分な感染対策をして対面式の面接を実施」が最も適切という意見が63.0%(前年同月比32.2ポイント増)と、前年の約2倍となっている。
現在の活動の中心である企業規模について5段階で聞いたところ、「大手企業中心(「大手企業中心」+「どちらかといえば大手企業中心」の合計)」は48.1%で、前年に比べ5.0ポイント減少した。一方、「中小企業中心(「中小企業中心」+「どちらかといえば中小企業中心」の合計)」は23.7%で、前年に比べ3.3ポイント増加しており、わずかではあるが前年より「中小企業中心」の就職活動を行っている学生が増えていることがうかがえる。
また、「企業を選ぶときに特に注目するポイント」では「社員の人間関係が良い(38.0%)」や「自分が成長できる環境がある(35.1%)」が多く選ばれた。