第二新卒・既卒・フリーター・新卒を中心とした20代若手に特化した人材紹介事業、教育事業を運営するUZUZ(ウズウズ)は、採用できなかった学生を企業間で推薦し合うプラットフォーム「ABABA」を運営するABABA(アババ)との事業提携に合意したことを発表した。
就活生の平均エントリー数は20.7社で、その中で内定まで辿り着くのは1社前後。さらに、この就活での失敗が原因で約7人に1人が就活うつを発症し、自殺を選んでしまう人は年間200名近くいる。そして、未遂者はその約10倍前後に及ぶともいわれている。
もし、お祈りメールを「次の就活チャンスに活かす」ことができたらどうだろう。就活生・採用企業の両方にメリットをもたらし、課題解消に一歩近づけるのではないか。そう考えたUZUZは、ABABAのサービス思想に共感し、ともに日本の就活がはらむ課題を解消すべく、そのサービス普及の支援を決めたという。
同サービスの概要は次のとおり。
- 就活生:最終面接までの頑張りがスカウトに変わる
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- ①最終面接でのお祈りメールによって、他企業からのスカウトを受けることができる
- ②最終面接で見送りになった企業の同業他社等からのスカウト率が高くなる
- ③スカウトからの選考は、特別選考フローがほとんどのため、内定までの時間短縮になる
- 企業:お祈りメールを他社への推薦に変える
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- ①お祈りメールに「思いやり」「次へのチャンス」を込めることで、「ただのネガティブな連絡」を脱することができ、企業イメージも損なわれることがない
- ②競合他社の最終選考まで進んだ優秀な就活生にアプローチできる
事業提携の主な内容としては、就活生と採用企業の双方に対して、UZUZがABABAのサービスを訴求する。UZUZが契約している企業2500社超に対して、サービス利用を促進するためのプロモーションを実施(お祈りメールを改善するだけであれば無料で利用できるため、企業ブランディングの一環として導入メリットがある)。また、UZUZが運営するチャネル(就活サイト、YouTube、Twitter)を閲覧している就活生ユーザーに対してサービスを紹介し、最終面接で不採用になったことで気持ちが落ち込む就活生に「次の就業チャンス」を提供する。