パーソルプロセス&テクノロジー(以下、パーソルP&T)は、DX推進に取り組む従業員50名以上の会社に勤めている全国600名の経営者・役員、部長クラス以上のビジネスパーソンを対象に、「社内DX推進における効果に関する実態調査」を実施した。調査期間は、2021年9月14日~16日。
社内DX推進における取り組みとして83.7%の企業が「テレワークの促進」を実施。また、「バックオフィスにおけるDX」も約半数が実施しており、続いて「営業活動におけるDX」「マーケティングにおけるDX」の順に多い結果となった。
調査した領域におけるすべての取り組みに対して6割以上が「とても効果を感じている」もしくは「少しは効果を感じている」と回答。その中でも「テレワークの促進」が最も多く8割を超えた。また、「バックオフィスにおけるDX」および「マーケティングにおけるDX」もそれぞれ7割以上が効果を実感している結果となった。
テレワークの促進
バックオフィスにおけるDX
マーケティングにおけるDX
営業活動におけるDX
テレワークの促進に効果を感じている理由として、「通勤・移動コストを削減できたから」と回答した人が81.3%と最も多く、続いて「業務効率・生産性が上がっているから」と回答した人が多い結果となった。また、「従業員の満足度が高いから」という理由から効果を感じている人も多く見受けられた。
バックオフィスにおけるDXで効果を感じている理由は、「業務効率・生産性が上がっているから」と回答した人が68.3%と最も多く、続いて「業務処理が円滑に進むようになったから」49.8%、「業務管理がしやすくなったから」43.6%という結果になった。
マーケティングにおけるDXについて効果を感じている理由は、「業務効率・生産性が上がっているから」のほか、「顧客管理ができるようになったから」や「既存顧客へのアプローチがしやすくなったから」など、マーケティング活動のDXを推進することで良い効果を感じている人が多く見受けられた。
営業活動におけるDXに効果を感じている理由については、他の取り組み同様、「業務効率・生産性が上がっているから」と回答した人が56.6%と最も多い結果となった。また、「移動コストが削減できたから」や「顧客管理がしやすくなったから」といった理由から効果を実感しているが、「顧客満足度が上がっているから」は3割も満たない結果となった。