ZENKIGENは、動画解析AIを用いてマネージャー・メンバーの関係性を定量化し、つながりを強化する1on1改善サポートAI「revii(リービー)」を提供開始した。
Web面接サービス「harutaka(ハルタカ)」を提供する同社は、応募者の印象を定量化するAI技術を独自開発してきた。また、AIにより人の感情や感性を扱う技術「アフェクティブ・コンピューティング」の領域を中心に、同社が保有する100万件以上の動画データを用いて、さまざまな大学と連携し共同研究を進めている。
reviiは、同社がこのようにして蓄積したAI技術やビッグデータをもとに、1on1におけるコミュニケーションを解析し、職場でのマネージャーとメンバーの人間関係、マネージャーのマネジメントスキル、メンバーの状態、チーム・組織全体の関係性を定量化。客観的な指標をもとにした職場のつながり強化や、マネジメントスキルの改善に取り組めるようにする。
具体的には、AIが発話量や内容、顔や目線の動きなど、10項目以上の特徴量をマネージャーとメンバーそれぞれで測定して関係値スコアを算出し、50パターン以上の改善案から最適な施策をアドバイスする。reviiによる解析を継続することでデータが蓄積され、その推移をダッシュボードで確認できるため、より良い関係性を築くためのPDCAサイクルを生み出せる。また、1対1の関係性スコアを組織図にマッピング化し、組織やチーム全体の関係性の状態を可視化する。
同サービスの利用で、マネージャーのスキルアップや、それによるメンバーやチームのパフォーマンス向上が図れる。また、入社後のオンボーディング状況を確認することも可能。職場における適切な人間関係を構築し、人間関係に起因する離職やメンタルヘルス不調を予防する効果も期待できるという。