デジタルハリウッドは、透明性の高い採用活動の実現に向け、2023年新卒採用以降の採用ポリシーをまとめ、発表した。
同社は「自分らしく生きる人を増やす」というデジタルハリウッドのコンセプトを採用活動においても体現するため、7つのポリシーを策定。就職活動の世界は不文律にあふれており、企業からのメッセージに対し、多くの学生が深読みして真意を探る行為に疲弊しているように見えることから、策定を決定したという。同社に関心を持った学生に、デジタルハリウッドらしさを理解してもらうため、ポリシー内では同社の考えを明示している。具体的な内容は以下のとおり。
顔写真を求めない、性別の選択項目をつくらない
エントリー段階では、合否判定に関係しない顔写真の提出を求めない。また、選択の不自由さをなくすため性別の選択項目もつくらない。
※入社が決定した場合は、規定により顔写真付き履歴書の提出が必要
服装自由
スーツ着用やオフィスカジュアルであることを求めない。服装が選考に影響することはない。
すべての学生を面接する
志望動機や自己PRなどの必要事項が記入されていない場合などを除き、エントリーしたすべての学生と面接を行う。大学名や国籍によって個人を判断することはしない。
面接官のプロフィールを学生に提示する
今春より、新卒採用の面接では面接官のプロフィールを事前に応募者に伝えることとなる。
一次面接で合否判定はせず相互理解を目的とする
一次面接は審査しない/されないことを前提に、お互い率直なコミュニケーションで相互理解を深めることを目指す。一次面接を終えた学生は、全員が二次選考に進む権利を持つと同時に、自由に選考を辞退できる。
求める人物像をつくらない
同社から提示する人物像に寄せたり、適性がないと思う必要はない。
面接終了時にフィードバックを行う
一次面接終了時に、必ず良かった点や改善点についてフィードバック。具体的には、納得感・共感を得られた話や説得力を感じたポイント、立ち振る舞いや話し方のテクニックについてだという。
なお、同社は2月より、2023年新卒学生向けに会社説明会を開催する。以下の各種媒体、または採用サイトから詳細確認、申し込みが可能となっている。
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