ロバート・ウォルターズ・ジャパンは9月14日、語学力と専門スキルを活かして働くグローバル人材を対象に「外国籍会社員」について調査し、その結果を発表した。
調査の概要は以下のとおり。
- 調査期間:2022年7月7日~7月17日
- 調査対象:同社に登録のある国内で働く会社員 n=613人
調査の結果については、同社は以下のように述べている。
外国籍会社員の就労環境満足度は70%と高い傾向
外国籍会社員の現在の就労環境に対する満足度は、全体では「満足」が28%、「やや満足」が42%で、70%の外国籍会社員が日本での就労環境に満足していることが分かった。特に日本のみでの就業経験を持つ外国籍会社員の満足度は高く、53%が「やや満足」、海外で就業したことがある会社員は38%が「やや満足」と回答した。
一方、日本国籍の会社員にも就労環境についての質問をしたところ「満足」しているが23%、「やや満足」しているが37%だった。
満足している理由
外国籍会社員が就労環境に満足している点は、1位「給与」(44%)、2位「仕事の内容」(30%)、3位「職場の人間関係」「働き方の融通が利きやすい」(同率26%)だった。
日本国籍会社員が就労環境に満足している点についての回答は、1位「仕事の内容」(45%)、2位「給与」「働き方の融通が利きやすい」(同率35%)3位「職場の人間関係」(31%)となった。
上記の結果から、外国籍会社員、日本国籍会社員という違いにかかわらず、給与・仕事内容・人間関係・柔軟な働き方が仕事をしていく上で大切なポイントとなっている。企業はその点を踏まえ、働く環境を整備することが、国籍関係なく働きやすい職場を創造できるといえそうだ。
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