SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

HRzine Day(エイチアールジン・デイ)は、人が活き会社が成長する人事のWebマガジン「HRzine」が主催するイベントです。毎回、人事の重要課題を1つテーマに設定し、識者やエキスパードが持つ知見・経験を、参加者のみなさんと共有しています。

直近開催のイベントはこちら!

HRzine×SmartHR 人材・組織活性化フォーラム

2024年12月6日(金)13:00~15:30

主要製品スペック一覧

人事業務の効率・確度・精度を高めるために欠かせないHRテクノロジー。その主な製品の機能を分野ごとに比較できる資料群です。製品検討の参考資料としてご活用ください。

eラーニング・LMS<br>主要製品スペック一覧 2024

eラーニング・LMS
主要製品スペック一覧 2024

その他のスペック一覧

人事労務管理システム<br>主要製品スペック一覧 2023

人事労務管理システム
主要製品スペック一覧 2023

タレントマネジメントシステム<br>主要製品スペック一覧 2023

タレントマネジメントシステム
主要製品スペック一覧 2023

HRzineニュース

「自社は年功序列である」グループの5割以上が転職希望、「評価基準が曖昧」など人事評価に不満―フォー・ノーツ調べ

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
  • hatena

 フォー・ノーツは、「年功序列をはじめとする人事評価制度に関する意識調査」を実施し、その結果を発表した。

 調査の概要と結果は以下のとおり。

  • 対象者:現在勤めている会社に人事評価制度が「ある」と答えた日本国内のオフィスワーカー※正社員もしくは契約社員に限る
  • 対象地域:全国
  • 男女比:男性69.5% 女性30.5%
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査期間:2022年6月28日~6月29日
  • 回答数:20代・30代・40代・50代以上 各100名ずつ 計400名

Q.1 あなたの会社の評価制度で、採用されている評価項目はなんですか

 勤務先の評価制度で採用されている評価項目を聞いたところ(複数回答可)、「成果評価(成果目標の達成度)」が最も多く、7割近くの会社が評価項目として採用していた。次いで「行動評価(目標達成に向けたプロセス・行動)」(60.5%)、「能力評価(知識やスキル)」(50.5%)となった。

Q1
[画像クリックで拡大表示]

Q.2 あなたの会社の人事評価で、最も重視されているポイントはなんですか

 勤務先の人事評価で、最も重視されているポイントを聞いたところ(単数回答)、「成果・業績など、仕事の結果」が43.3%となり、他項目と大きく差をつけ、最多となった。「経験・勤続年数・年齢など」を最も重視されているポイントとした回答者は、11.3%にとどまった。

Q2
[画像クリックで拡大表示]

Q.3 あなたの会社は年功序列ですか

 勤務先の会社が年功序列かどうかという質問(単数回答)に対しては、「年功序列である」「やや年功序列である」と答えた回答者が70%以上を占め、評価ポイントとしては成果を重視する(Q1、Q2)としながらも、多くの企業では、年功序列の要素も併存している実態が明らかとなった。

Q3
[画像クリックで拡大表示]

Q.4 現在勤めている会社での勤続年数を教えてください

 勤続年数についての質問(単数回答)では、Q3で「年功序列である」と答えた回答者グループが最も短く(平均勤続年数10.2年)、次いで「やや年功序列である」と答えたグループ(平均勤続年数13.8年)だった。「年功序列ではない」グループが最も勤続年数が長い(平均勤続年数14.1年)という結果となった。

Q4
[画像クリックで拡大表示]

 また、Q2の回答で得られた「人事評価で、最も重視されているポイント」ごとに回答者グループを分けたところ、「経験・勤続年数・年齢など」を最も重視する評価ポイントとした回答者グループが、最も平均勤続年数が短く(平均勤続年数10.1年)、「成果・業績など、仕事の結果」を重視するとした回答者グループが最も勤続年数が長かった(平均勤続年数15.3年)。

Q4
[画像クリックで拡大表示]

Q.5 あなたは現在勤めている会社でいつまで働きたいですか

 「現在勤めている会社でいつまで働きたいですか。(単数回答)」との質問では、「転職したい」と答えた割合が最も高かったのは、Q3で「年功序列である」と答えた回答者グループだった。半数以上の54.9%が「転職したい」(今すぐにでも転職したい(15.5%)、いい転職先があれば転職したい(36.3%))と答えた。

Q5
[画像クリックで拡大表示]

 「現在勤めている会社でいつまで働きたいですか。(単数回答)」との質問への回答を、年代別に見た場合、全体では「転職したい」と答えた割合が最も高かったのは20代で、62.0%が「転職したい」(今すぐにでも転職したい(15.0%)、いい転職先があれば転職したい(47.0%))と答え、年齢が上がるほどその割合は低くなった。「年功序列である」グループに限って見ると、「転職したい」(今すぐにでも転職したい、いい転職先があれば転職したい)と答えた割合が最も高かったのは20代、次いで40代だった。

Q.6 転職を希望する理由を教えてください

 Q5で「転職したい(今すぐにでも転職したい、いい転職先があれば転職したい)」と答えた回答者にその理由を聞いたところ、全体では「給与や処遇を含め、人事評価に納得できない」(47.8%)、「今の会社では、自分が成長できるビジョンがもてない」(47.3%)が理由として多く挙げられた。

 一方、Q3で「年功序列である」と回答したグループは、「転職したい」理由として、「給与や処遇を含め、人事評価に納得できない」(71.8%)、「会社のことを信頼できない」(41.0%)を挙げる割合が、他グループに比べ著しく高く、「年功序列である」グループ特有の問題が明らかになった。

Q6
[画像クリックで拡大表示]

Q.7 現在のあなたの給与は、あなたの仕事のパフォーマンスに見合っていると思いますか

 「現在のあなたの給与は、あなたの仕事のパフォーマンスに見合っていると思いますか」(単数回答)との質問では、「パフォーマンスに対して、適切な給与が支払われていると思う」と答えた割合が最も低かったのは、Q3で「年功序列である」と答えた回答者グループ(23.9%)で、全体(39.8%)と比べても、著しく低かった。

Q7
[画像クリックで拡大表示]

 また、重視されている人事評価のポイント(Q2)別では、「パフォーマンスに対して、適切な給与が支払われていると思う」と答えた割合が最も低かったのは、「経験・勤続年数・年齢など」と答えた回答者グループで、24.4%だった。Q6で、「年功序列である」と回答したグループは、他グループに比べ、「転職したい」理由として「給与や処遇を含め、人事評価に納得できない」を挙げる率が著しく高かった(71.8%)が、その結果を裏付ける結果となった。

Q7
[画像クリックで拡大表示]

Q.8 あなたは、現在勤めている会社の人事評価に納得していますか

 「現在勤めている会社の人事評価に納得していますか。」(単数回答)との質問では、「納得していない」(あまり納得していない、全く納得していない)と答えた割合が最も高かったのは、Q3で「年功序列である」と答えた回答者グループ(29.3%)だった。Q6で、「年功序列である」と回答したグループは、他グループに比べ、「転職したい」理由として「給与や処遇を含め、人事評価に納得できない」を挙げる率が著しく高く(71.8%)、その結果を裏付ける結果となった。

Q8
[画像クリックで拡大表示]

Q.9 人事評価のどのような点に、不満を感じていますか

 Q3で、人事評価に「納得していない」(あまり納得していない、全く納得していない)と答えた回答者のみにその理由を聞いたところ、全体では「評価基準に沿って正しく評価してもらえない」(43.4%)、次いで「評価基準が曖昧・社員に明示されていない」(42.2%)が理由として多く挙げられた。

 一方、Q3で「年功序列である」と回答したグループの特徴として、人事評価に「納得していない」理由に「評価基準が曖昧・社員に明示されていない」(62.9%)、「評価結果について、納得のいく説明をしてもらえない」(51.4%)を挙げる割合が、他グループに比べ著しく高く、「年功序列である」グループ特有の問題が明らかになった。

Q9
[画像クリックで拡大表示]

 Q3で、人事評価に「納得していない」(あまり納得していない、全く納得していない)と答えた回答者のみにその理由を聞いた結果を年代別で見ると、20代では「評価結果について、納得のいく説明をしてもらえない」(53.1%)、「評価基準が曖昧・社員に明示されていない」(43.8%)、「目標設定が適切に行われていない」(37.5%)が、理由として多く挙げられ、中でも「評価結果について、納得のいく説明をしてもらえない」「目標設定が適切に行われていない」は、他の年代に比べても高く、20代の特徴が顕著になった。

Q9
[画像クリックで拡大表示]

Q10 あなたの会社は、従業員エンゲージメントが高いと思いますか

 ​「あなたの会社は、従業員エンゲージメントが高いと思いますか。」(単数回答)との質問では、「低いと思う」(低いと思う、とても低いと思う)と答えた割合が最も高かったのは、Q3で「年功序列である」と答えた回答者グループ(63.4%)だった。Q6で、「年功序列である」と回答したグループは、他グループに比べ、「転職したい」理由として「会社のことを信頼できない」を挙げる率が高かった(41.0%)が、その結果を裏付ける結果となった。

Q10
[画像クリックで拡大表示]

【関連記事】
7割以上が自身の会社は「年功序列である」と回答、「適切な目標設定がされない」などの問題が明らかに―フォー・ノーツ調べ
人事評価・目標管理に関する調査、評価制度に不満を持つ人は38.3%―パーソル総合研究所調べ
人事評価の不満要因、圧倒的1位は「基準の不明確さ」48.3%―識学

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
  • hatena
関連リンク
HRzineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

HRzine編集部(エイチアールジンヘンシュウブ)

労務管理から戦略人事、日常業務からキャリアパス、HRテクノロジーまで、人事部や人事に関わる皆様に役立つ記事(ノウハウ、事例など)やニュースを提供しています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
  • hatena
HRzine
https://hrzine.jp/article/detail/4351 2022/10/13 12:10

Special Contents

AD

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

HRzine Day(エイチアールジン・デイ)は、人が活き会社が成長する人事のWebマガジン「HRzine」が主催するイベントです。毎回、人事の重要課題を1つテーマに設定し、識者やエキスパードが持つ知見・経験を、参加者のみなさんと共有しています。

2024年12月6日(金)13:00~15:30

イベントカレンダーを見る

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング