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インタビュー《人材採用》| 採用広報

ベーシックのnoteを活用した採用広報の舞台裏《前編》~内定承諾率を2倍にした取り組み


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 2019年よりnoteを活用した採用広報を展開している株式会社ベーシック。社員の投稿による「ベーシックのnote」は150本を上回り、採用活動のコンテンツとして多大な効果を発揮しているという。なぜ投稿をこんなにも蓄積できるのか。採用に効果を出すために見極めたこととは? 本稿では、同社の採用広報をリードする同社 執行役員 CAOの角田剛史氏に取材。前後編にわたってベーシックのnote活用の舞台裏に迫る。

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内定承諾率が2倍になった

──noteを活用し始めたことで、採用活動にどのような効果が出ていますか。

 当社の課題であった通過率(エントリーから内定までの到達率)や内定承諾率に対して良い効果が出ています。活用前と比べると内定承諾率は2倍、通過率も1.5〜2倍ほどの改善が見られます。また、事前に会社の雰囲気やカルチャーが伝わることで、入社後のギャップを感じる人が減っており、早期離職の抑制にもつながっています。

角田 剛史氏
角田 剛史(すみだ たけし)氏
株式会社ベーシック 執行役員 CAO コーポレート部門長
ソニーにて法人営業や経営企画を経験。在籍中にアメリカ現地法人の管理部隊責任者として3年間アメリカに赴任。帰国後ディー・エヌ・エーに入社、海外向け新規事業の責任者としてWebサービスを立ち上げ。その後ベンチャー企業の創業期メンバーとして家具のサブスク事業の立ち上げに携わる。2018年にベーシックに入社し、人事を含む全コーポレート機能を管掌。

──noteを始めたきっかけは何でしたか。

 もともと、会社としての知名度の低さが課題としてあったことです。直接スカウトやエージェントからの紹介の場合、カジュアル面談や1次面接で会社説明をするのですが、そこで「初めてベーシックの事業を知りました」という方が多かったんですね。せっかく優秀な候補者と出会えてもベーシックの魅力が伝わっていなければ、選考の途中で辞退されてしまいますし、内定を出しても承諾してもらえません。当時、応募自体はいろいろなチャネルからそれなりの数があった一方、内定承諾率は半分以下でした。問題は応募数を増やすのではなく、内定承諾率を上げることだったわけです。そこで、候補者の意向度を上げるためのコンテンツとして「ベーシックのnote」を始めました。

──具体的には、noteをどのように活用しているのでしょう?

 一般的にnoteは、「頑張って書いてやっと公開できた。あぁ疲れた」と満足してそのままになりがちですが、私たちは公開したnoteをコンテンツとして積極的に2次利用しています。例えば、カジュアル面談の後、そこで出た質問の答えになるようなnoteや、次の面接を担当するマネージャーが書いたnoteを、候補者にお知らせしています。その上で「分からないことがあれば次の面接で聞いてください」と。

「ベーシックのnote」
「ベーシックのnote」
[画像クリックでジャンプ]

──なるほど。事前にnoteを共有することで面接がよりスムーズになるのですね。

 そうです。1時間という限られた時間の中でゼロから聞くことになると、やり取りが浅くなってしまいますから。事前にnoteを共有していれば「どの辺りが気になりますか?」から始められるので、より深い話ができます。

──他にもコンテンツとして活用しているnoteについて教えていただけますか。

 コンテンツの軸となるのが「ベーシックの入社エントリ」です。これは新入社員一人ひとりが、ベーシックの何に惹かれて入社をしたのか、これから何に挑戦するのかを自分の言葉で熱く語っているものです。「それって、noteではなくてオウンドメディアから発信してもよいのでは?」という意見もあるかもしれません。もちろん、そのやり方を否定しているわけではありません。しかし、私たちは会社公式の編集部が書いた記事ではなく、新入社員が自分の言葉で想いをnoteに書くからこそ、今まさに入社を考えている人にとって実感が湧き、共感が得られると思っています。もちろん、文章は一定程度整えますが、新入社員が抱えている内面の熱さや想いをnoteを通じて発信していくことを第一に心がけています。

「ベーシックの入社エントリ」
「ベーシックの入社エントリ」
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この記事の著者

市古 明典(HRzine編集長)(イチゴ アキノリ)

1972年愛知県生まれ。宝飾品会社の社員、辞書専門編集プロダクションの編集者を経て、2000年に株式会社翔泳社に入社。月刊DBマガジン(休刊)、IT系技術書・資格学習書の編集を担当後、2014年4月より開発者向けWebメディア「CodeZine」の編集に参加。その後、2017年7月にエンジニアの人事...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

山田 優子(ヤマダ ユウコ)

神奈川出身。新卒で百貨店内の旅行会社に就職。その後、大阪に拠点を移しさまざまな業界・職種を経験してきたが、プロジェクトベースの働き方に魅力を感じて2018年にフリーライターに転向。現在はビジネス系取材記事制作を軸に活動しながら、チームで商品企画・開発にも挑戦中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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