アドバンテッジリスクマネジメントは、ストレスチェックで可視化された従業員個人の課題に応じた学習を自動配信するeラーニングサービス「アドバンテッジ スクール」を提供開始する。同サービスのリリースは、2月末を予定している。
人事施策を戦略的に行い、成果を出していくためには、個人の課題に対処し土台を整えることが必要だという同社。しかし、ストレスチェックなどのサーベイにおいて、従業員の課題は個人ごとに異なり個別対処が難しいこと、また企業として研修運営の効率を考慮すると、汎用的なテーマに偏ってしまうことが課題となっているという。
同サービスでは、同社が提供するサーベイと連動し、従業員の個人結果に紐づいた最適なeラーニングコンテンツを自動的にレコメンド。また、人事担当者は従業員の受講状況の管理がしやすくなり、人的資本に関する情報開示に向けての業務負担軽減にも寄与するとしている。
サービスの特徴は以下のとおり。
ストレスチェック・エンゲージメントサーベイ「アドバンテッジ タフネス」の個人結果と連動
アドバンテッジ タフネスで受検したストレスチェックや、エンゲージメントサーベイの結果と連動。従業員が自身の課題を認識したタイミングに受講すべきコンテンツが提示されることで「自分ごと化」しやすくなり、受講率のアップが期待できる(自動レコメンドされる項目数は、アドバンテッジ タフネスの契約プランによって異なる)。
ウェルビーイング実現に向けた人事課題専門コンテンツを70種類以上展開
同社の心理カウンセラーや組織コンサルタントなどの専門家が監修した「メンタルヘルス」「メンタルタフネス」「ハラスメント防止」「両立支援」「ヘルスアップ」「生活習慣」などのカテゴリにおける重要コンテンツを網羅。人事領域に特化した法対応や社会通念変化を捉えたコンテンツを提供し、コンテンツはすべてスマートフォン対応かつ字幕付きで展開する。
実施した効果を検証し、PDCAサイクルを回すことで効果を最大化
アドバンテッジ タフネスと連動するため、アドバンテッジ スクール受講前後の推移を確認できる。また、パルスサーベイ「アドバンテッジpdCa(ピディカ)」を活用することで、短いスパンで推移の確認と受講直後の状態変化を把握でき、効果が捉えやすくなるという(アドバンテッジ タフネスとは別に、アドバンテッジpdCaの受検が必要)。
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