Hajimariは、業務委託の活⽤に関する実態調査を実施した。
調査の概要は以下のとおり。
- 調査概要:業務委託の活用に関する実態調査
- 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
- 調査期間:2023年2月27日〜2月28日
- 有効回答:従業員数300名以上の企業で、自社の業務委託活用の決裁権を持つ421名
企業の8割以上が業務委託を活用。そのうち約6割が「5名以上」
「Q1.お勤め先では現在、業務委託を活用していますか」と質問したところ、「はい」が82.9%、「いいえ」が15.2%という結果だった。
また、Q1で「はい」と答えた人に対して「Q2.お勤め先では現在、何名の業務委託を活用していますか」と質問したところ、「5名以上」が57.6%と過半数を占めた。
約5割が「システム設計・開発・導入」で活用、「DX推進」「情報セキュリティ」は約3割
「Q3.どのような場面で業務委託を活用しているか、教えてください(複数回答)」と質問したところ、「システム設計・開発・導入」が48.7%、「DX推進」が31.2%、「情報セキュリティ」が30.1%という結果となった。
1人あたりの予算、31.2%が「月平均40万円以上」
「Q4.業務委託1人あたりの月の平均予算を教えてください」と質問したところ、「40万円以上」が31.2%と最も多かった。次いで「わからない/答えられない」(23.2%)、「20~30万円未満」(17.8%)、「30~40万円未満」(15.2%)と続いた。
業務委託を活用するメリット、「人手不足の解消」が約7割
「Q5.業務委託を活用するメリットを教えてください(複数回答)」という質問に対し、「人手不足の解消」が65.9%、「必要に応じて仕事の依頼ができる」が47.0%、「人件費が抑えられる」が37.8%という結果となった。
「わからない/答えられない」「特にない」以外の回答者に、「Q6.Q5で回答した以外に、業務委託を活用するメリットがあれば、自由に教えてください(自由回答)」と質問した。
回答は以下のとおり。
- 49歳:即戦力を雇える
- 32歳:専門知識が豊富なので、社員も直接学ぶ機会を得ること
- 42歳:第三者の視点でみて考えてもらえる
- 58歳:専門知識を備えているので社内でやるより効率的
- 59歳:プロジェクトベースに必要な技術者を確保でき、決められたスケジュールや成果物で評価できる
業務委託先の探し方は「エージェントの活用」が53.9%で最多
「Q7.お勤め先では、業務委託をどのような方法で探していますか(複数回答)」と質問したところ、「エージェントの活用」が53.9%、「自社サイトでの募集」が33.8%、「マッチングプラットフォームの活用」が30.7%という回答だった。
また、Q7で「エージェントの活用」と回答した人に、「Q8.業務委託を見つける際、エージェントに最も求めることはなんですか」と質問したところ、「業務委託と自社課題のスキルマッチ」が41.0%、「スピード感」が22.3%という結果になった。
業務委託を未活用の企業の約2割が「システム設計・開発・導入」で活用したいと回答、適切な人材の選定が課題
Q1で「いいえ」と回答した人に、「Q9.どのような場面で業務委託を活用したいと思いますか(複数回答)」と質問したところ、「システム設計・開発・導入」が18.8%、「マーケティング」が10.9%、「営業」が10.9%という回答となった。
続けて「Q10.業務委託を活用していない理由を教えてください(複数回答)」と質問したところ、「専門スキルを持った人材が見つからないから」「業務の質の管理が難しいから」がそれぞれ21.9%と並んだ。
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