ローンディールは、人材が元の組織に在籍しながら期間を定めて他社で働く「レンタル移籍」をENEOSに提供したと発表した。
ENEOSは、現在のビジネス領域にとらわれない新規事業の創出や環境整備に取り組むためにレンタル移籍を導入したという。すでに4月より社員4名がベンチャー企業での業務を開始しており、異業種での経験を通じて、0から1を生み出す創造力、スピード感、積極的に社外と連携する突破力を身に付けることを期待されている。
レンタル移籍者と移籍先の企業は次のとおり。
- 杉原 壮留氏(33歳)(移籍先:アクセルスペース)
- 独自の小型衛星技術を活用したソリューションを提供するアクセルスペースでの業務を開始した。同社の小型衛星などを活用したワンストップサービス「AxelLiner」事業の販売方針の策定や、アライアンスパートナーとの連携など、事業展開に向け幅広く取り組む。
- 前原 篤氏(32歳)(移籍先:特定非営利活動法人放課後NPOアフタースクール)
- 学校施設を活用し、地域社会と共に子どもを育てる放課後の居場所「アフタースクール」を運営・展開する特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクールでの業務を開始した。子ども向け教育事業に携わりながら、人事・採用制度の再構築を行い、団体のビジョン実現のために必要な組織の構築に取り組む。
- 宮澤 大輝氏(31歳)(移籍先:一般社団法人横浜みなとみらい21)
- みなとみらい21地区におけるエリアマネジメントを推進する一般社団法人横浜みなとみらい21での業務を開始した。同法人では、みなとみらい21地区において新たなサービスの具現化に向けた実証実験の支援や、同法人が事務局を務める横浜未来機構でのプロジェクト創出など、横浜型の産学公民連携のイノベーション・エコシステムの構築に取り組む。
- 横井 大輔氏(32歳)(移籍先:Pathfinder)
- 日本初の出発店舗・返却店舗が固定の片道専用レンタカーにおける回送車両と利用希望者とのマッチングサービスを運営するPathfinderでの業務を開始した。自社片道レンタカー事業「カタレン」の開発に伴う車両数やエリア拡大、集客および運営チームのマネジメントなど幅広く取り組む。
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