ワンキャリアは、2025年卒業予定の学生から適用されるインターンシップの定義変更に伴い、学生を対象にアンケートを実施した。
調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:4月28日~5月8日
- 調査機関(調査主体):株式会社ワンキャリア
- 調査対象:2025年卒の大学生、大学院生
- 調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
- 有効回答数:497
インターンシップの定義変更を知っている学生は全体の約5割以下
まず、大学3年生を中心とする2025年卒の学生に「インターンシップの定義変更」について尋ねたところ、「インターンシップの定義が新たに定められたということを知っている」と回答した学生は全体の49.7%だった。加えて、定義変更について知っている学生のうち42.7%が「定義変更の内容」を知っていると回答した。定義変更について、就職活動の当事者である学生からの認知はまだ高くないことがうかがえる。
また、「インターンシップの定義変更により就職活動への影響があると思う」と回答した人は全体の45.5%であった。
参加したいタイプは「オープンカンパニー」が最多
次に、今年より適用される「学生のキャリア形成支援に係る取組」4タイプのうち参加してみたいタイプを聞いた。
1位は「オープンカンパニー(業界・企業による説明会・イベント/単日)」で79.9%となった。次いで、「汎用的能力活用型インターンシップ(職場における実務体験/5日間以上)」が77.1%という結果となった。単日の説明会と職場での実務体験はあまり差がなく、学生は参加に意欲的であることが分かった。
意向度 | 種別 |
---|---|
79.9% | オープンカンパニー(業界・企業による説明会・イベント/単日) |
77.1% | 汎用的能力活用型インターンシップ(職場における実務体験/5日間以上) |
61.6% | キャリア教育(大学等の授業・産学協働プログラムや企業による教育プログラム) |
61.0% | 専門活用型インターンシップ(職場における実務体験/2週間以上) |
32.2% | 高度専門型インターンシップ(自然科学分野の博士課程対象のジョブ型研究インターンシップなど) |
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