PR Tableは、同社が提供する採用ブランディングサービス「talentbook」を、九州旅客鉄道(以下、JR九州)に提供開始したと発表した。
talentbookは、働く人から企業の魅力を伝える採用ブランディングサービス。JR九州との取り組みでは、記事コンテンツの作成、広告配信などの拡散施策、データ分析など、採用につながる採用ブランディングの施策立案から実行までを一気通貫で支援するという。
JR九州は、「安全・安心なモビリティサービスを軸に地域の特性を活かしたまちづくりを通じて九州の持続的な発展に貢献する」という2030年長期ビジョンを掲げており、2024年には経験者を含め前年比120人増の200人を採用する計画を発表している。あわせて、30年続いた総合職と専門職という職種区分を撤廃するなどの人事改革を行っている。
一方で、採用に関してはJR九州に興味がある顕在層にはアプローチできているものの、潜在層への働きかけが十分にできておらず、加えて自社の採用ホームページが定期的に更新できていないといった課題を抱えていたという。今回は、採用の入り口から変えていきたいという理由から、talentbookを導入した。
九州旅客鉄道株式会社 人事部長 中嶋弘明氏と人事部 人事課(人材戦略・採用・ダイバーシティ推進) ローヴァット理緒奈氏のコメントは次のとおり。
「鉄道事業は人々の『足』を守るとても大事な仕事です。また、環境に優しい乗り物でもあり、鉄道に関する技術も日々発展しております。当社も自動運転へ取り組むなど、まだまだ未来にむけて成長を続ける業界でもあります。さらに九州はアジアの玄関口といわれていますが、新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言が終了したことを受け、これから訪日外国人も増えていくことが見込まれます。
当社自身も成長を続け、よりいっそう成長していくであろう九州を支えるいち企業でありたいですし、この想いやJR九州のよさを、talentbookを活用して伝えていきたいと思います。
我々はいま、新しい人材戦略として、採用という人材の『入り口』部分から、教育、配置、評価など一連の人事制度を抜本的に見なおし、人材育成や働く環境づくりなどに取り組んでいますが、こうした取り組みは新しい社員にご入社いただいてこそ形になるものだと考えています。
そのためにまずは、talentbookを通してJR九州で働くことや会社の文化・社風に魅力を知っていただく。そして『一緒に地域を元気にしたい』『想いに共感する』という方にJR九州に興味を持ってもらうことをまず目指したいと思いますし、talentbookにはそこを期待しています。
また、仲間の活躍をオープンに発信することが、既存の社員の自信につながってくると思っています。このコロナ禍の3年で、鉄道業界の先行きを不安視する声が世の中にあふれてしまい、元気を失ってしまった社員を鼓舞するという意味でも、積極的な情報発信に取り組んでいきたいと考えております」
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