リクルートは、人材マネジメントをテーマとしたアンケート調査を実施した。今回は、企業における「人材の評価」「賃金・報酬」「昇進・昇格」の各制度の現状と採用や従業員エンゲージメントとの関係などを取り上げている。
同調査のサマリーは次のとおり。
- 「人材の評価」「昇進・昇格」に関する制度変更や、従来のやり方を見直す必要性を感じている企業は約46%。「賃金・報酬」は5割以上の企業が必要性を感じている
- 昇進・昇格制度を変える必要性を感じている理由は、「年功序列の昇進・昇格を是正する必要があるため」が最多
- 賃金に関して、「外部労働市場の水準に応じて、特定の人材については報酬制度を変更している」企業は33.1%
- 人材採用ができている企業は、外部・内部両方の労働市場に目を向けた賃金・報酬制度の見直しができている
- 「人材の評価」「賃金・報酬」「昇進・昇格」の3つの制度をすべて見直している企業は人材採用ができており、従業員エンゲージメントも高い傾向
詳しくは同社のリリースから確認できる。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:全国の人事業務関与者(担当業務2年以上)
- 有効回答数:5048人(ただし、従業員規模30人以上の企業に勤める2761人を集計対象とした)
- 調査実施期間:3月29日~31日
- 調査機関:インターネットリサーチ会社
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