アルドーニは、人事業務担当者332人を対象に、人事関連システムの活用メリットおよび課題に関する調査を実施した。
67.6%が人事システムの導入でポジティブな変化を感じている
まず、調査の結果、8割以上の企業で新しい人事関連システムが導入されていることが分かった。
そこで、「ある」と回答した人を対象に、人事業務に変化があったかを聞いてみたところ、「良い変化があった」と回答した人は67.6%であった。
ネガティブな変化1位は「業務負担が増えた」
どのような変化があったのかを質問したところ、「業務効率が上がった」(54.4%)が最多。次いで、「業務負担が軽減した」(51.1%)、「仕事が楽になった」(41.8%)が続く。
一方で、新しいシステムの導入により、ネガティブな変化があったと回答した人に対しても理由を質問した。最も多かった回答は「業務負担が増えた」(44.4%)であった。
課題は「システムの使い方を教えるのが大変」が最多
人事関連システムの導入・活用に関する課題を質問したところ、「システムの使い方を教えるのが大変」(37.6%)、「システムを使える人が限られる」(36.7%)、「システムを使いこなせない」(34.9%)が上位の回答であった。個人のスキルや教育に関わる課題があることが分かる。
これらの課題への解決方法を聞いたところ、最も多かったのは「システムの使い方のマニュアルを作成し活用する」(46.1%)であった。次いで、「業務全体の流れを見直し、不要な業務を削減する」(43.1%)、「システムの使い方を熟知している人に指導を受ける」(38.6%)が続く。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査概要:人事業務に関する調査
- 調査期間: 2024年1月29日~30日
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:人事関連システムを活用している企業の人事業務担当者
- 調査人数:332名
- モニター提供元:日本ビジネスリサーチ
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