東京都は、企業の経営者や人事担当者向けに、育業推進に役立つデジタル版ハンドブックとそのポケット版をリリースした。
東京都は、育児は「休み」ではなく「大切な仕事」と考えるマインドチェンジを進め、育業を社会全体で応援する気運の醸成に取り組んでいる。一方で、「令和4年度 東京都男女雇用平等参画状況調査結果報告書」の育業取得率は、女性の94.1%に対して、男性は26.2%とやや上昇したものの、いまだ十分とはいえない状況だという。
東京都は、経営者や人事担当者に、このハンドブックを活用してもらい、積極的に育業の推進に取り組んでほしいと述べている。
デジタル版「育業応援ハンドブック~先進的企業事例に学ぶ~」
独自の育業支援制度などの先進的な取り組み事例や育業のメリット、育業推進に向けた具体的な手順などを掲載。育業推進に取り組む企業経営者や人事担当者にとって役立つ内容となっている。
「育業応援ポケットブック」(B6縦、16ページ)
ハンドブックのポイントを、簡単にまとめたもの。
同ハンドブックは、「こどもスマイルムーブメントホームページ」から閲覧できる。
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