リクルートは、同社の研究機関である就職みらい研究所にて、「就職プロセス調査」を実施した。
4月1日時点の大学生の就職内定率は、58.1%となり、前年同月と比べて9.7ポイント増加した。内定率を地域別で見ると、「関東」が62.2%ととくに高いことが分かった。また、前年同月差が最も大きいのは「その他地域」(49.1%)で13.4ポイント増加している。
また、今後の就職活動の方針を見ると、内定取得者は「志望内容は変えず、より志望度の高い企業に絞って活動する」(41.7%)の割合が最多と企業を絞る一方で、内定未取得者は「志望内容や範囲は変えずに活動する」(46.2%)が最も高く、方針を変えずに活動を続けようとしていることが分かる。
学生からは、「面接などで企業の人事の方と話す機会が増え、少しずつ自己アピールの方法や話し方に自信を持てるようになってきたと感じている」「自分の人生を振り返り、やりたいことを見極める重要な機会なので、慎重に進めたいと考えている。他人と比較せず、自分のペースで進めたい」といった声が寄せられた。
詳細は、同社のプレスリリースから確認できる。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:2025年卒業予定の大学生および大学院生に対して、『リクナビ2025』にて調査モニターを募集し、モニターに登録した学生3941人(内訳:大学生3080人/大学院生861人)
- 有効回答数:大学生 1065人、大学院生 407人
- 調査実施期間:2024年4月1日~4月4日
- 調査機関:就職みらい研究所
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