よつば制作所は、東京都内に住むZ世代に「就職活動と転職活動でのSNSの活用状況」に関する調査を実施した。
Z世代の就職・転職活動中のSNS活用は8割
Z世代全体に就職・転職活動でのSNSの利用状況を聞いたところ、何らかの形でSNSを活用しているのは全体の4割。就職・転職活動を現在進行形で行う求職者では、SNSの活用状況は8割に上った。利用頻度は「常に活用」が31.7%となり、就職・転職活動中はSNSによる情報収集が活発になっている状況がうかがえる。
おすすめ表示やショート動画から「志望企業になった」が5割
SNSで自動表示される「おすすめ」や「リール/ショート動画など」から、実際に志望企業となった企業はあるかと質問したところ、求職者の5割が「志望企業になった企業がある」と回答した。
ショート動画の人気コンテンツは「業界あるあるや雑学・豆知識」
おすすめやショート動画でつい見てしまうコンテンツは、「業界あるあるや雑学・豆知識」が全体で20%と最多となった。これは求職者においても18.3%が「ついつい見てしまう」と回答している。
一方、求職者に絞った場合、「待遇や福利厚生の紹介やPR」が25.0%と最も多い結果に。また、「社員のスケジュール密着」や「社員アンケートやクイズ」などが数値を伸ばしており、社風や人間関係が分かる動画として、社員が出演しているコンテンツは視聴されやすい傾向が明らかになった。
企業に発信してほしいのは「社員の働き方」が最多
Z世代全体、求職者ともに求められている情報は「社員の働き方/スケジュール」(全体44.0%/求職者41.7%)が最多となった。次いで、「待遇や福利厚生」(全体34.5%/求職者26.7%)、「企業情報や強みなどの紹介」(全体30.5%/求職者38.3%)も数値が高く、この3つのコンテンツはニーズが高いことが分かる。
また、求職者に絞って見ると、「社長や幹部出演の面白動画(踊ってみた/ドッキリなど全般)」(28.3%)や「社員トーク」(26.7%)など、社員が出演している動画全般に対するニーズは、全体回答者に対して高い数値となった。エンタメ的なコンテンツであっても、就職・転職活動しているZ世代にとっては、社風の分かる情報源として重要視されていることがうかがえる。
なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:2024年8月1日~2日
- 調査方法:インターネット調査(外部調査期間のモニター利用)
- 調査対象:20代、男女200名(男性100名/女性100名)
- 居住地域:東京都内
【関連記事】
・26卒の7割がタイパ重視で「就職情報サイト」を活用 「効率良く情報収集ができると思う」の声—学情調べ
・若手人材と企業をビジョンでつなぐ採用プラットフォーム「UniUni」正式リリース—Uniboost
・採用候補者とコストを紐付け 採用管理ツール「CANTERA NAVIGATOR」ベータ版公開—LUF