マーキュリーは、25卒を対象に「就職活動に関するアンケート調査」 を実施した。
「Instagram」「TikTok」を最も活用した学生がそれぞれ5ポイント以上増加
最も参考にしたSNSを質問したところ、「Instagram」が28.5%で前年比5.4ポイント増、また「TikTok」が10.8%で前年比6.4ポイント増と、それぞれ前年を上回る結果となった。
一方で、「YouTube」は前年比で7.5ポイント減少し、Z世代の情報収集手段としての重心が「短尺・視覚重視のSNS」へと移行している傾向が分かる。
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SNSで収集した情報の中で「企業の雰囲気」が注目を集める
SNSを通じて得た情報の中で、前年から最も増加したのは「社内の雰囲気(社内イベントの様子・オフィス紹介など)」が62.7%で、前年比6.8ポイント増となった。会社説明会では伝わりにくい「日常の雰囲気」や「人間関係」を、SNSから補完しようとする学生の姿勢がうかがえる。
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カジュアル面談や面接確約など「選考特典」にも関心
選考過程で「魅力的だった」と感じた特典としては、「カジュアル面談」や「面接確約」が前年に引き続き上位に挙がった。また、「早期選考」を魅力と感じた学生の割合も、前年より2.5ポイント増加。就職活動の早期化や「タイパ(タイムパフォーマンス)」を重視する傾向が反映されている。
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なお、調査の概要は次のとおり。
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2025年度調査
- 調査対象:2025年度内定者
- 有効回答数:555名
- 調査期間:2025年2月28日~3月18日
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2024年度調査
- 調査対象:2024年度内定者
- 有効回答数:540名
- 調査期間:2023年12月22日~2024年1月5日
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