フリーは、同社が提供する「freee人事労務」に、2025年分の年末調整より「AI年末調整アシスト」の提供を開始すると発表した。
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AI年末調整アシストでは、「AI年末調整チェック機能」と「AI年末調整アウトソース」を順次提供開始する。
AI年末調整チェック機能は、従業員が手元にある生命保険料控除の書類をアップロードすると、AI OCRが書類を読み取り、契約者・保険種類・区分・金額を自動入力する機能。また、年度の違う書類をアップロードするとエラーとなり、提出前に従業員自身がミスに気づき正しい情報で提出を完了できることに加え、人事労務担当者にもAIによって確認箇所が推測され、確認作業を効率化するという。加えて、扶養家族の情報、住宅ローン控除、本人・家族の所得情報の入力についても入力ミスを防止するためのアラート表示。そのため、従業員への入力方法の事前説明、作業不備時の訂正依頼などのコミュニケーションにおいて人事労務担当者の業務も効率化するとのことだ。同機能は、2025年分のfreee人事労務の年末調整機能として秋ごろの提供を予定している。
AI年末調整アウトソースは、従業員へ年末調整の開始アナウンスから情報の回収、確認作業をアウトソースで対応する。AIを活用してアウトソース業務を効率化することで、従業員1人あたり500円で提供するという。そのため、これまで価格面がアウトソースサービスの利用を阻む要因となっていたスモールビジネスにおいても、繁忙期となる年末調整業務をアウトソースで効率化することが可能だとしている。なお、同サービスは、5月14日より先行申し込みを受け付けている。
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