freecracyは、独自AIシステムとカスタマイズ性の高い独自HRSaaSをベースとして、日本版タレントインテリジェンスシステム「Talents Force（タレンツフォース）」をリリースした。
同システムは、タレントマネジメントでは解決ができない人的資本経営課題を、同社が保有する独自のスキルタクソノミー[1]とAIにより解決するもの。同システムはタレントインテリジェンスシステムに分類され、既存のタレントマネジメントシステムやERPとは役割が異なるという。
Talents Forceの機能は次のとおり。
現在・未来の経営人事戦略実行において必要となるスキルを自動で見える化
日本向けにカスタマイズされた7万件のスキルタクソノミー[1]をベースとして、平文で書かれた会社内のポジション情報、求人情報、社員情報、リスキリングコンテンツなどをスキルに落とし込む。具体的には、そのポジションや求人で必要となるスキルを自動で抽出し、社員が持つスキルや、各リスキリングコンテンツで学べるスキルを抽出する。スキルについては、スキル同士が関連するものをAIが自動で提案するが、企業独自で追加のひも付けを行うことや新規に登録することも可能。また、外部データとの連携もできるという。
社員情報は、直接入力か、既存のシステムからの取り込みが可能
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既存のタレントマネジメントでは取り残されていた社員を主役へ
社員のスキルや将来のキャリアプランをベースとして、社内においてマッチポジションをマッチング、また不足するスキルをラーニングコンテンツから自動でリコメンドする。キャリアプランに沿って、難易度とスキルをベースにカリキュラムを自動でAIが生成することも可能。上記で抽出したスキルをベースとして、さまざまなマッチングをAIがリアルタイムに自動で行う。
データをスキル化して、社員成長・企業成長に貢献できるリコメンドを行う
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社員
自身の職務経歴や評価データから抽出されたスキルと社内求人において抽出されたスキルをベースとして、自分に向いているどのようなチャンスがあり、どのくらい現在のスキルを活かせるのかリアルタイムに把握でき、社内公募（ポスティング制度）でも活用できる。
マッチング結果だけではなく、どのようなスキルが不足しているのかを明確に提示し、またそれにひも付くリスキリングコンテンツを一気通貫で提示する。同様に、ポジションをベースとして、自身が望むポジションに対してどのようなスキルが足りていないのかを提示し、不足するスキルを補う学習コンテンツをスキルごとに表示することや、総合的な学習プランをAIがスキルと学習難易度をベースとして自動生成することも可能だという。
社内ポジションと社員のマッチング画面
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人事
社員1人ひとりのキャリア提案やキャリアゴールに向けて、パーソナライズされたラーニングの提案を自動でAIが実施。人事はその1人ひとりの成長のモニタリングやカウンセリングなどのサポートを行う。また、ポジションや社内求人をベースとしてどの人材が最適なのかマッチング度を算出し、リアルタイムにリコメンドする。
ポジションに最適な人材をリアルタイムに表示
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スキルやポジションによる需給分析機能、およびAIエージェントによる判断支援データ提供
Talents Forceは社員のキャリア最適化と成長サポート、人事の業務支援のみならず、経営層やHRBPに対してリアルタイムに経営や人的資本の分析データを提供する。
- スキルベースによる現在および将来におけるスキルの需給データ
- ポジションベースによる現在および将来におけるスキルの需給データ
上記2点に対しての需給バランスをベースとして、次の提案をAIエージェントが自律的に行う。
- 需要＞供給：採用もしくはリスキリングの提案を行い、必要なリスキリング項目や潜在的なリスキリング対象者をリストアップする
- 需要＜供給：今後の事業運営において、社内より社外における活躍のポテンシャルのある対象者を抽出し、外部求人含めてマッチングを行うことで、流動化を促進し、社内のスキルリソースの最適化を支援する
経営戦略と連動する人的戦略をサポート
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注
[1]: スキルタクソノミーとは、会社や組織に必要なスキルを「一覧にして」「体系的に分類」した大規模スキルテーブルを指す。
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