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HRzine Day 2025 Summer セッションレポート | #12

「働きがいのある会社」国内第1位に輝いたDHLジャパン 業績につながる従業員体験向上の取り組みとは

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公募やキャリアアスピレーションなど「やる気のある人材」の活躍を促す施策を展開

 大植氏は、「DHLでは、お客様のニーズに対して優れたサービスを提供する『やる気のある人材』が、多様性のある職場環境の中で互いに尊重され信頼され、企業文化に合致したロールモデルとして会社内で登用され活躍していくことを大切にしている」と語る。

 その「やる気のある人材」を計画的に登用していくために、毎年「個人の人材育成計画を議論する場」「特定ポジションの後継者(サクセッション)プランを議論する場」を別々に設けている。それぞれの場で計画したプランの検証・見直しを継続的に行い、より実効性の高いプランになるよう取り組んでいる。

 さらに、「やる気のある人材」に活躍の機会を増やすため、社内異動を意識した「ポスティング(社内公募)」を実施している。マネージャーについてもポスティングが前提となっており、昨年のDHLジャパンのマネージャーポジションへの任用はすべて内部からだった。なお、ポスティングは各国で運用されており、国や地域を越えて異動したケースもあるという。

 こうした環境下では、人材育成計画の議論において対象者のスキル・経験・知識だけでなく、本人の「キャリアアスピレーション(キャリアの志向性)」を育むことが欠かせない。つまり、育成計画やサクセッションプランの実効性を高めるには、日常的な各職場での1対1の面談やフィードバックが重要というわけだ。

 近年では、社内公募を支える仕組みとして、グループ共通のプラットフォーム「Career Marketplace」を活用している。社員が自分の経歴やスキル、キャリアアスピレーションなどをデータとして入力することで、適切なeラーニングや現在募集中のポジション情報などがマッチングされる仕組みになっており、「やる気のある人材」が社内で活躍する機会を創出している。また、役員による社員のメンタリングも継続的に実施されており、メンティーとなる社員の将来のキャリア可能性を広げることにつながっている。

 加えてDHLでは、企業文化に合致した「やる気のある人材」が育つ職場を作るために、社内トレーニングとして「お客様中心の文化」と「敬意と成果のリーダーシップ」を学ぶ、220の国と地域で共通の「Certified International Specialist(CIS)」プログラムを設けている。このトレーニングは、社内の認定されたトレーナーが、自分の社内での体験・経験をもとに参加者に企業文化を含めて伝えるというもの。また、業務上必要なビジネスプロセスの知識とともに、お客様中心の文化、敬意と成果のリーダーシップ、それに伴う具体的なリーダーシップスキル(フィードバックスキル、コーチングスキル)も含まれている。

 その中でDHLは、企業文化を実際に体験している社員が、社内認定を受けてファシリテーターとなり、社内に伝えていくことを大切にしている。また、研修受講履歴は単にデータ管理するだけでなく、社員全員が持つ「CISパスポート」にステッカーで記録される仕組みになっており、体験内容を実感できるようになっている。

[画像クリックで拡大表示]

 そして、「やる気のある人材」にさまざまな機会を提供するために、社内交流や改善活動なども実施している。その1つが表彰制度「Employee of the Year(EOY)」だ。各国でEOYに選ばれた受賞者は、リージョン単位でのセレモニーに集まり、特定の国の文化を知るとともにCSR活動に従事し、DHLのグローバルネットワークの多様性を体感するという。その体験を自国に持ち帰って活躍することが期待されているため、単に国単位での表彰ではなく、リージョン単位での交流を重視している。

 また、コンプライアンスについても、会社が大事にしている規律や規範を明確に示し、「それを順守する会社だからこそ安心して働ける」という環境を重視している。

 今後もDHLでは継続的な取り組みを行っていく予定だが、今年のチャレンジの1つは、これまで各ビジネスユニット単位で参加していたGreat Place To Workのサーベイを、今年からは“One DHL”としてグループ全体で参加することだという。これまでビジネスユニットの中で行ってきたさまざまな施策や取り組みをさらに広げて、グループ全体で相乗効果を生み出していくことや、グループ全体で「社員を大切にする企業としての取り組み」を促進することを目的としている。

 最後に大植氏は、「関税の影響などもあり、現在さまざまな変化が起きている。コロナ禍以降、マーケット状況も変化している中で、DHL EXPRESSの社員は“やる気”を前面に押し出し、チームとしては『As One』として工夫しながら、お客様との約束を果たすべくさまざまな取り組みを行っている。今後も『働きがいのある会社』であり続けるために必要な取り組みを展開していきたい」と力強く語り、セッションを締めくくった。

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この記事の著者

伊藤 真美(イトウ マミ)

エディター&ライター。児童書、雑誌や書籍、企業出版物、PRやプロモーションツールの制作などを経て独立。ライティング、コンテンツディレクションの他、広報PR・マーケティングのプランニングも行なう。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

北浦 汐見(キタウラ シオミ)

都内のスタジオに勤務後独立。ポートレート、取材、料理撮影等、都内を中心に活動中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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