Synergy Careerは、26卒と27卒の就活生を対象に、大手子会社に関する調査を実施した。
大手子会社とグループ会社の違いを理解している割合
「はっきりと理解している」「なんとなく理解している」と答えた人が合計49.5%、「あまり理解していない」「まったく理解していない」と答えた人が合計50.5%で、ほぼ半数ずつに分かれる結果となった。

親会社と子会社の志望度比較
「親会社に入社したい」と答えた人が73.5%と大多数を占めた。一方で、「子会社に入社したい」と答えた人も26.5%おり、4人に1人以上が子会社を志望していることが分かった。

大手子会社に入社できたら勝ち組だと思う割合
大手子会社に入社できたら勝ち組だと思うか聞いたところ、「非常にそう思う」が13.0%、「ややそう思う」が37.5%で、合わせて50.5%が「勝ち組だと思う」と回答した。
一方で、「あまりそう思わない」は12.0%、「まったくそう思わない」は7.0%と、否定的に捉える人は19.0%にとどまる。この結果から、大手子会社への入社をポジティブに評価する人が過半数を占めていることが明らかになった。

大手子会社のポジティブなイメージ
「大手子会社のポジティブなイメージ」について最も多かったのは 、「安定した働き方ができる」が73人、次いで「中小企業より給与が高い」が61人、「ネームバリューがある」が59人、「親会社と同等の福利厚生」が55人と続いた。この結果から、大手子会社は安定性や待遇面で魅力があると認識されていることが分かった。

大手子会社のネガティブなイメージ
「大手子会社のネガティブなイメージ」について最も多かったのは、 「親会社の影響を強く受ける」が68人、次いで「親会社と比べると給与が少ない」「親会社との格差がありそう」が同じ62人で並び、待遇や立場の違いを懸念する声が目立った。

子会社から親会社に行くには
子会社から親会社に行く方法について最も多い回答は、 「成果を出す」で73人だった。一方で、「親会社にはいけない」と回答した人は35人。この結果から、子会社から親会社に行くには努力や仕組みを通じて可能だと考える人が多い一方、必ずしも実現できるとは限らないという諦観も存在することが分かった。

なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査対象:26卒・27卒で就活中・就活を終えた学生
- 調査期間:2025年8月22~25日
- 調査方法:インターネット上でのアンケート調査
- 有効回答数:200人(男性71人:女性129人)
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