B-Connectは、従業員数1000名以上の企業で、チーム目標を達成した経験があるミドルマネジメント層(部長・課長・係長・主任クラス)を対象に、チーム目標を達成したミドルマネジメント層のコーチング活用実態調査を実施した。
成果創出のために、組織のリーダーとして求められていること
自身が成果創出のために、勤め先で組織のリーダーとして求められていることを質問したところ、「困難な課題にも積極的に取り組み、チーム全体で挑戦する姿勢を示すこと」が63.6%で最多となり、次いで「チームが向かうべき方向性を明確にし、具体的な目標を設定すること」が61.8%、「メンバー間の信頼関係を構築し、協力し合える環境を整えること」が59.1%と続いた。
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コーチングを受ける前に、成果創出に対してボトルネックとなっていたこと
コーチングを受ける前に、成果創出に対してボトルネックとなっていたことを質問したところ、「メンバー同士の連携が不足し、個人プレーが中心になっていた」が43.6%で最も多く、次いで「チームの目指すべき方向が曖昧で、メンバーが共通認識を持てていなかった」が41.8%、「リスクを恐れて新しい取り組みに消極的になり、現状維持にとどまっていた」が39.1%と続いた。
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約9割が、コーチングを受けたことでボトルネックになっていた事項に「変化あり」
前問で「特にない」「分からない/答えられない」以外を回答した人に、コーチングを受けたことで前問で回答したボトルネックに変化があったか聞いたところ、「非常に変化があった」が25.5%、「やや変化があった」が61.8%と、約9割に変化があることが分かった。
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変化は「チームの目標と方向性が明確になり、メンバーの理解が深まった」が最多
前問で「非常に変化があった」「やや変化があった」と回答した人に、自身やチームメンバーにどのような変化が見られたか聞くと、「チームの目標と方向性が明確になり、メンバーの理解が深まった」が62.9%が最も多く、次いで「メンバー間の協力関係が強化され、チームワークが向上した」が58.4%、「メンバーとの対話が増え、意見交換が活発になった」が48.3%と続いた。
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コーチングを通じて、約半数が「チーム全体を俯瞰し、関係性の改善に取り組むようになった」と実感
コーチングを通じて、成果創出に役立った自身の行動の変化や考え方の変化を聞いたところ、「チーム全体を俯瞰し、関係性の改善に取り組むようになった」が49.1%、「ビジョンを言語化し、メンバーに伝える頻度を増やした」が48.2%、「メンバーの個性や強みを見極め、成長支援を実行するようになった」が44.5%と続いた。
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コーチングを受けた後、約6割がチームメンバーから「あなたが変化した」と言及された経験あり
コーチングを受けた後、チームメンバーから「あなたが変化した」と言及されたことはあるか質問したところ、「はい」が57.3%、「いいえ」が29.1%という回答になった。
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言及された内容は「チームの進むべき方向が分かりやすくなった」「チームの雰囲気がよくなった」
前問で「はい」と回答した人に、具体的にどのように言及されたか聞いたところ、「チームの進むべき方向がわかりやすくなった」「チーム内の雰囲気が良くなり、協力しやすくなった」が同率で61.9%、次いで「話をよく聞いてくれるようになり、意見を言いやすくなった」が57.1%と続いた。
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コーチング受けた後の自身のマネジメントによって、約9割が「チームメンバーに変化があった」と回答
コーチングを受けた後の自身のマネジメントによって、チームメンバーに変化があったか質問したところ、「非常に変化があった」が25.5%、「やや変化があった」が60.0%と、約9割が変化があったと回答した。
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約6割が「チームの目標を自分事として捉え、主体的に行動するようになった」と実感
前問で「非常に変化があった」「やや変化があった」と回答した人に、チームメンバーにどのような変化があったか聞くと、「チームの目標を自分事として捉え、主体的に行動するようになった」が58.5%、「メンバー同士で助け合い、情報共有が活発になった」が57.4%、「新しいことへの挑戦意欲が高まり、積極的な提案が増えた」が44.7%と続いた。
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8割以上が「今後も社外コーチによるコーチングを受けたい」と回答
今後も社外コーチによるコーチングを受けたいと思うか聞いたところ、「はい」が81.8%、「いいえ」が10.0%という回答になった。
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なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査名称:チーム目標を達成したミドルマネジメント層のコーチング活用実態調査
- 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー」の企画によるインターネット調査
- 調査期間:2025年8月18日
- 有効回答:従業員数1000名以上の企業に勤務し、チーム目標を達成した経験があるミドルマネジメント層(部長・課長・係長・主任クラス)110名
- 出典元:ビジネスコーチグループ B-Connect
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