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職場での絵文字利用、賛成が42%、反対が58% 年代と性別によって賛否が分かれる—SHE調べ

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 SHEは、全国の20〜59歳の有職者400名を対象に、「職場コミュニケーションにおける絵文字利用」に関する意識調査を実施した。

職場での絵文字利用、「賛成」が42%、「反対」が58%

 職場で絵文字を「よく使う/ときどき使う」と答えた人は全体の42%、一方で「あまり使わない/まったく使わない」と答えた人は58%で、利用実態はほぼ半々に分かれる結果となった。また、「絵文字を使うのは好ましい」と考える人は全体の42%にとどまり、「あまり/好ましくない」と答えた人が58%と、利用評価も同様に分かれている。

 つまり、「職場で絵文字を積極的に使いたい派」と「ビジネスシーンで絵文字は不要だと考える派」が同じ組織内で共存している構図が明らかになり、日常のやり取りで摩擦や誤解を生む要因になっている可能性が示された。

 特に世代差は顕著で、20代女性の62%、30代女性の66%が「好ましい」と回答したのに対し、50代男女の76%が「好ましくない」と回答。20〜30代女性は絵文字を肯定的に捉える一方で、上の世代ほど否定的な傾向が強く、世代による意識のギャップが鮮明になった。

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職場での絵文字利用は「社内チャット」が最多、社外で使う人は少数

 職場で絵文字を使う場面について質問したところ、最も多かったのは「社内チャット」で152人が回答した。次いで「社内メール」が58人、「社外チャット」が39人と続くが、「社外メール」で絵文字を使う人はわずか13人にとどまる。

 また、「絵文字は使わない」と答えた人も190人おり、職場での絵文字利用は限定的かつ場面を選んで行われていることが明らかになった。特に社外に対しては、フォーマルさを優先し絵文字を控える傾向が強いことが見て取れる。

 また、よく使われる絵文字の上位は、1位「感謝・お願い」、2位「謝罪・丁寧さ」、3位「スマイル」。「了解・承認」も僅差で上位に入った。職場における絵文字利用は「カジュアルな装飾」というよりも、感謝・謝罪・承認といった「コミュニケーションを補う表現」として根付いていることが明らかになった。

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「相手別・社内外・チーム文化」での使い分けが最多

 職場のコミュニケーションにおいて「相手別・社内外・チーム文化によって表現を使い分ける」と回答した人は最も多く、「年下・親しい人には使う」が140人、「社外は句点で締める」が131人、「チーム文化で変える」が113人など、状況ごとにルールを切り替えている実態が浮き彫りになった。

 特に20~30代女性では「上司や年上には絵文字を使わない」「チーム文化にあわせる」など、複数の項目で高い数値を示しており、「上司世代」と「後輩世代」の間に立つポジションならではの調整役を担っている様子がうかがえる。

 一方で、50代男性では「誰に対しても使い分けない」と回答した割合が比較的多く、表現の切り替えよりも一貫したスタイルを貫く傾向が見られた。このことから、柔軟に表現を変える人と、あえて変えない人が同じ職場で共存している構図が明らかになり、世代・性別ごとの価値観の差が摩擦や誤解につながる可能性も示唆されている。

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職場で「表現調整による疲れ」を経験した人は約45%

 職場のデジタルコミュニケーションにおいて「絵文字や句点など、表現に気を使いすぎて疲れたことがある」と答えた人は、全体の約45%だった。働く人の半数近くが「表現調整による疲れ」を経験していることが分かる。

 特に30〜50代の女性では過半数が疲れを感じており、世代の中心を担う働き盛り層ほど負担が大きい傾向が浮き彫りになった。一方で男性はいずれの世代でも3〜4割台にとどまり、女性と比べると疲労感は低い結果となっており、絵文字や句読点といった小さな表現の選択が、世代や性別によって心理的な負担に差を生み、職場コミュニケーションの在り方に直結していることがうかがえる。

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職場チャットの「絵文字のみ返信」に賛否

 職場のチャットで「了解」「いいね」を示す絵文字だけで返信されたときの印象について聞くと、51%が「特に気にならない/簡潔で良い」と肯定的に回答した。一方で、25%は「冷たく感じる/失礼」と否定的に受け止めており、さらに20%は「問題はないが、できれば言葉も添えてほしい」と答える層も存在した。

 世代別では、20〜30代女性は肯定的に捉える割合が高い一方、50代男女では「冷たく感じる/失礼」と回答する割合が目立ち、同じ返信でも世代や性別によって評価が大きく分かれる実態が浮き彫りとなった。

 なお、調査の概要は次のとおり。

  • 調査目的:世代や性別によって異なる「職場における絵文字利用の価値観」を可視化すること
  • 調査方法:一般、SHE会員へのWebアンケート調査
  • 調査対象:全国の20〜59歳の有職者(男女均等)
  • サンプル数:計400名(20代100名/30代100名/40代100名/50代100名)
  • 調査期間:2025年8月13〜17日

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