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HRzine Day(エイチアールジン・デイ)は、人が活き会社が成長する人事のWebマガジン「HRzine」が主催するイベントです。毎回、人事の重要課題を1つテーマに設定し、識者やエキスパードが持つ知見・経験を、参加者のみなさんと共有しています。

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HRzine Day 2026 Summer

2026年7月28日(火)@オンライン

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人事業務の効率・確度・精度を高めるために欠かせないHRテクノロジー。その主な製品の機能を分野ごとに比較できる資料群です。製品検討の参考資料としてご活用ください。

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イベントレポート《人的資本経営》|「人的資本経営が拓く『人の力』の最大化〜AIで加速させる経営戦略の実現と、次世代の組織変革〜」

AI時代に「人の力」をどう活かすか——JX金属とハウス食品が実践するデータドリブンな人的資本経営

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 テクノロジーの進化や事業環境の急激な変化に伴い、企業における人的資本経営の重要性がますます高まっている。事業の持続的な成長を支えるためには、従業員1人ひとりのスキルや経験を把握し、最適な配置や育成を行うことが不可欠だ。今回は、プラスアルファ・コンサルティングが開催したイベント「科学的人事・AIエグゼクティブ交流会 2026」より、JX金属株式会社の川口義之氏と、ハウス食品グループ本社株式会社の根耒伸至氏が登壇したセッションを取材。人事領域に長年携わってきた両氏が、自社における人的資本経営の考え方、人材データの可視化、そして今後のAI活用について語り合った。

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パネリスト

川口 義之氏

川口 義之(かわぐち よしゆき)氏

JX金属株式会社 常務執行役員

1997年(平成9年)慶應義塾大学 法学部を卒業。日鉱金属(現JX金属)に入社。2023年執行役員。2026年より現職(常務執行役員)。趣味はサッカー観戦・愛犬と遊ぶこと。

根耒 伸至氏

根耒 伸至(ねごろ しんじ)氏

ハウス食品グループ本社株式会社 人材戦略部人材・組織開発課長 兼 ハウスビジネスパートナーズ株式会社 取締役

新卒で経営コンサルティング企業に入社、組織開発・人材開発・人事制度・新卒採用等のコンサルティングに従事。その後、ゲーム会社に転じ、ゲーム開発部門HRBP、人材開発チーム長などを歴任。2022年に組織開発担当課長としてハウス食品(株)に入社、2023年より現任。副業起業し、Negorg-Lab.創業、医療法人経営顧問も兼任。2025年7月に名古屋大学大学院 博士後期課程 単位取得満期退学、専門は産業・組織心理学、経営組織論、組織行動論、キャリア発達、産業臨床心理学。

ファシリテーター

高城 幸司氏

高城 幸司(たかぎ こうじ)氏

株式会社セレブレイン 代表取締社長

リクルートに入社し、通信・ネット関連の営業で6年間トップセールス賞を受賞。独自の営業手法を開発し、関連する書籍の出版多数。中でも「営業マンは心理学者」は10万部を超えるベストセラーとなる。起業/独立情報誌「アントレ」の創刊に関わり、事業部長、編集長を歴任するかたわら全国の行政機関・大学において「創業支援の経団連起業フォーラム」の委員を務める。2005年、セレブレイン社に経営参加し社長に就任。「人と組織の最適化」が企業成長の必須条件であることをポリシーに人事・組織戦略に関連するコンサルティングビジネスを展開。

変化の中にあるJX金属とハウス食品

高城幸司氏(以下、高城) 本講演のテーマは、「人的資本経営が拓く『人の力』の最大化〜AIで加速させる経営戦略の実現と、次世代の組織変革〜」です。まずは各社が人材戦略にどのように取り組んでいるのか、現状を教えてください。

川口義之氏(以下、川口) 当社は昨年で創業120年を迎え、それに伴い、「価値をつくる。未来をつくる。」という企業理念を策定しました。あえて当社が扱っている非鉄金属の要素を入れていないのは、鉱山から始まった当社が、今は半導体材料が中心事業となっているように、「会社の姿は社会に合わせて変わっていくもので、どんどん変化する会社をつくる社員であってほしい」という思いを込めています。

 また、求める人材像としては、「生意気だけどチャーミングな人」を掲げています。組織や会社、仲間のために意見をいえるオーナーシップがありつつも、可愛げがある人材を育成したいという思いがあります。

根耒伸至氏(以下、根耒) 私は、経営コンサルティング会社やゲーム会社の人事を経て、4年ほど前に当社に入社しました。当社の理念体系には「社員とその家族への責任」という考え方があり、それに沿って人材戦略の策定や推進をはじめ、組織開発や人材開発、人事DX推進などを担当しております。

高城 ハウス食品グループといえばBtoC企業として高い知名度がありますが、今は新卒中心の採用から変化し、中途採用に力を入れるなど、人にまつわる領域の転換期にあると伺っています。

根耒 そのとおりです。その一環で私もいまここにいるのですが、当社は現在、「経験の多様性」を掲げ、他社の経験を持った方々にも活躍してもらえるように取り組んでいます。

人事権の中央集権化に踏み切ったJX金属。その理由とは

高城 では、それぞれの人的資本経営の考え方と体制についてお伺いします。

川口 当社はもともと、鉱山や製錬といった上流の資源ビジネスをコア事業としており、多くの人材がそこに配置されていました。

 しかし、2019年に技術で国際競争力を維持できる高付加価値な先端材料の分野で生きていくという長期ビジョンを定めました。事業ポートフォリオを大幅に入れ替えるにあたり、人材ポートフォリオも転換し、鉱山にいた人材を先端材料の部門に段階的に移していく必要が出てきました。

 人材の確保と配置、そしてそのパフォーマンスを上げること。この3つの掛け算で人的資本は最大化できると思います。鉱山で求められるパフォーマンスと先端材料の分野で求められるパフォーマンスは全く異なる中で、人材の転換を進めることが会社の課題でした。

 そこで、部門ごとに任せていた人事権を中央集権化し、全社最適の視点で配置転換や採用を進めました。各部門が人材に関する情報を囲い込んでしまうと、有効活用できません。今は、情報を一元化し、経営企画や人事部門がメリハリを利かせて成長事業へ人材を配置できる仕組みをつくりました。

[画像クリックで拡大表示]

高城 事業が大きく動く中で、人材が後から動いていったということですね。

川口 はい。反対に、その人たちがやってきた事業の延長線でやろうとしても、会社のポートフォリオを動かすことはできないと思います。

 一方で、鉱山の技術者は、銅の高純度化プロセスの専門家です。先端材料の分野でも活躍できる余地が十分にあります。間接部門がそうした情報を持つことで、本人たちにも新たな活躍の機会を提示できるようになると考えています。

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この記事の著者

井上奈美香(HRzine編集部)(イノウエ ナミカ)

1994年宮崎県生まれ。京都女子大学文学部国文学科を2017年に卒業し、株式会社翔泳社に新卒として入社。メディア事業部の広告課に配属される。2020年8月に人事向けWebメディア「HRzine」の立ち上げに参画し、HRzineの営業責任者に従事。2023年4月よりHRzine編集部に所属。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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