モノグサは、山陰合同銀行が2026年度の新入行員91名を対象に、記憶定着を支援する学習プラットフォーム「Monoxer(モノグサ)」を試験導入したと発表した。対象は、FP技能検定や日商簿記検定などの資格取得と、新入行員研修で習得する知識。学習の進捗や定着状況をデータで可視化し、資格取得支援と研修効果の双方をデータに基づいて把握する人材育成のあり方を検証する。
山陰合同銀行では、業務に必要な資格の取得を推進している。ただし、資格取得に向けた学習は行員の自己研鑽に委ねられる部分が大きく、「誰が、どの程度学習し、どこでつまずいているのか」を銀行側で把握することが難しかった。そのため、支援が必要な行員へのフォローは、本人からの申告や結果確認の後になりやすかったという。また、新入行員研修での知識の定着度は、上司や本人による4段階の主観評価が中心だった。
試験導入で検証するテーマは次の3つ。
- 資格学習の「個人任せ」から「組織的な伴走」へ:管理画面で行員1人ひとりの進捗状況や記憶定着度を把握する。学習の遅れやつまずきを早期に捉え、データに基づいた声掛けを行う
- 研修評価を「主観」から「客観的なデータ」へ:従来の4段階評価から、Monoxerの記憶定着度データを用いた客観的評価へ移行する。その結果を育成計画の立案に生かす
- 1人ひとりに合わせた学習による知識定着:AIが行員の学習履歴から記憶定着度や忘却速度を測定し、最適な問題を出題する。スマートフォンやタブレット等を使い、スキマ時間での学習が可能
山陰合同銀行は、資格試験の終了後にMonoxer上の学習データと試験結果の関係を分析し、支援効果を定量的に検証する予定。得られた知見を行内で蓄積し、他の資格取得支援や全行的な研修への活用範囲の拡大を検討する。
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