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2024年2月1日(木)12:00~17:40

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人事業務の効率・確度・精度を高めるために欠かせないHRテクノロジー。その主な製品の機能を分野ごとに比較できる資料群です。製品検討の参考資料としてご活用ください。

人事労務管理システム<br>主要製品スペック一覧 2023

人事労務管理システム
主要製品スペック一覧 2023

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タレントマネジメントシステム<br>主要製品スペック一覧 2023

タレントマネジメントシステム
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採用管理システム
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HR Techのこころ | #7

jinjer――人材データを統合管理し、人事業務の効率化からエンゲージメント向上まで厚く積み上げていく地に足のついたサービス

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 ネオキャリアが提供する人事領域のデータを横断的にマネジメントできるプラットフォームサービス「jinjer(ジンジャー)」。採用管理から給与管理まで人事業務全般を1つのプラットフォームに集約できるほか、AIによって従業員の離職を未然に防ぐことができるエンゲージメントアラート機能を搭載。2016年のローンチ以降、5,000社以上の導入実績を誇る。同サービスが誕生した背景や目指す人材管理ソリューションなどについて、専務取締役副社長 COOの加藤 賢氏に話を聞いた。

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人事を経営のセンターピンにするために

――これまで人材サービス業界において、企業の採用支援サービスを主に手がけて来られた御社が、なぜHRサービスの開発に踏み切られたのでしょうか。

 今まで経営資源の中で「モノ・カネ」が重視されてきた時代から、「ヒト・テクノロジー」が重視される時代へと変化する中で、人事に求められる役割も変わってきていると感じています。

加藤 賢氏
加藤 賢(かとう・けん)氏
株式会社ネオキャリア 専務取締役副社長 COO。
1976年、埼玉県生まれ。大学卒業後、新卒で投資会社へ入社。2000年に株式会社ネオキャリアを設立。営業を経験後、投資会社へ出向し各種M&Aなどを経験。2002年に取締役就任。CFO兼管理本部長として、会社基盤構築。2011年、専務取締役副社長COO就任。現在はjinjerをはじめとしたグループ国内全事業の管掌、また新規事業開発を担当する。

 弊社も含め、人材サービスでは業界全体の動きとして、これまで“採用”というヒトの出入りの“入口”だけを支援してきました。ところが近年、介護や飲食店をはじめとして「どれだけお金をかけて、熱心に取り組んでも、ヒトが集まらない」業界が出てきました。

 本来、人材サービスは採用でヒトをアサインするだけではなく、その後の定着や活性化まで支援するべきなのですが、弊社も含め、採用という安易なところにサービスを集中させてしまっていたのだと思います。企業側でも同様の傾向はあって、「離職者が出たら、追加で採用すればいい」と。

 しかし、少子高齢化によって顕著に人材の需給バランスが崩れている中で、入口をお手伝いするだけの人材サービスには限界が近づいていることも肌で感じています。このままでは、自分たちの介在価値が、徐々に落ちてしまう。そんな危機感が募って3〜4年前に「jinjer」の開発に踏み切りました。

――これまでも採用後のケアについて、お客様からの要望はあったのですか?

 新卒採用であれば「初期の研修もお願いしたい」とか、「インターンシップのような形で、ミスマッチを減らしてほしい」とか。そういった要望が増えてきたのはここ数年でしょうね。これまでも課題としてはお持ちだったのかもしれませんが、お金を使ってでも解決したいとニーズが顕在化してきたのは、最近になってからだと思います。

 日本の人材サービスが採用のアウトソーサーとして機能してきたことで、人事がオペレーター化してしまった歴史がありますよね。高度経済成長の時代には、それが正しい選択だったのだと思いますが、時代が変わり、人事の役割が大きくなっているにもかかわらず、なかなか経営のセンターピンになりきれていないという事象を、「jinjer」を通じて変えていきたいという思いが強くあります。

――逆に、これまで企業の人事部が行ってきた採用後のアフターケアを、今はもうできなくなってしまったということでしょうか?

 一つ考えられる理由として、年功序列の終身雇用という日本の商慣行が、最高の人事戦略として機能していた時代があったからではないかと考えています。それがあるだけで、離職の抑止力にもなり、意欲高く働けていたのではないかと。

 それが、今や転職が当たり前になった中で、今の時代に適合できている企業と、これまでのやり方から変えられない企業との間には、大きな格差が広がっているのだと思います。

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この記事の著者

市古 明典(IT人材ラボ ラボ長)(イチゴ アキノリ)

1972年愛知県生まれ。宝飾店の売り子、辞書専門編集プロダクションの編集者(兼MS Access担当)を経て、2000年に株式会社翔泳社に入社。月刊DBマガジン(休刊)、IT系技術書・資格学習書の編集を担当後、2014年4月より開発者向けWebメディア「CodeZine」の編集に参加。その後、資格学...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

野本 纏花(ノモト マドカ)

フリーライター。IT系企業のマーケティング担当を経て2010年8月からMarkeZine(翔泳社)にてライター業を開始。2011年1月からWriting&Marketing Company 518Lab(コトバラボ)として独立。共著に『ひとつ上のFacebookマネジメント術~情報収集・人脈づくり・...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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